ユーロドル1.21台半ば レンジ相場だが下値も切り上げ (12/15夕)
15日の東京市場でユーロドルは1.21台で方向感なく推移。朝方1.2148レベルで寄りついた後、午前中は底堅く推移し1.2163まで上値を伸ばす局面もありましたが昨晩高値1.2177には届かず。その後は方向感を失い、欧州勢参入後に一旦1.2132の本日安値をつけた後、東京時間19:00現在は1.2158レベルで取引されています。
英欧の貿易交渉に目立った進展は見られませんが、EUのバルニエ交渉官は漁業分野での妥協点が見つかれば今週貿易協定が合意される可能性があるとの見方を示しています。
テクニカルにはユーロドルは昨晩海外序盤のリスク選好回復局面で高値1.1277まで上昇しましたが、これは12/4の年初来高値1.1278にわずかに及ばない水準でした。ユーロの下値は切りあがりつつあり、もし再度上値を試し、1.1278を抜ければ明確な上昇再開となりそうですが、このまま下落を続けると短期のダブルトップを形成し、1.20割れの水準まで下押しする可能性も否定できません。明日のFOMC結果公表、英欧貿易協議と年内まだ為替変動のトリガーになりそうな材料は残る中で、どちらに振れるのか注目されます。
序盤の欧州主要株価指数はまちまち。今晩この後22:30にNY連銀製造業景況指数及び11月輸入物価、23:15に米11月鉱工業生産、設備稼働率の発表があります。
ユーロドル日足
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