シカゴポジション(CME)260
シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。
主要通貨ポジション(単位:枚)(2020年12月8日現在の数値)
ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル
シカゴは上記4通貨では豪ドルを除き、引き続きドルショートを積み上げています。特にユーロは幾つかある目安の中で、今回は15万枚を越えてきているので、このまま2〜3週間を15万枚以上で推移していけば次は20万枚が目安になります。
シカゴのNZドルは前週も小幅にロングを積み上げてきました。差し引き1,500枚のロングを積み上げてネットで10,600枚弱と1万枚に乗せてきました。内訳は1,900枚のロング増、400枚のショート増です。総枚数でも増やしているので、ポジション的にはやや重くなっている感じです。チャート(2)を見ると、前回より小幅のNZドル安になっていますが、赤いNZドル高トレンドライン内に沿って上昇を続けています。今週は0.6670〜0.7200にあります。終値ベースの高値は12月1日の0.7061でしたが、ザラ場では12月11日に0.7114まで買われています。
実際の相場は、11月初旬を起点とした0.6990〜0.7210のNZドル高トレンドラインに沿って上昇しています。12月10日が比較的大きな陽線になり、その後の2日間は小反落しているので、トレンドライン上限を狙うには0.7114を越える終値が欲しいところです。一方で、0.7050のサポートを切ってくると、0.6990〜0.70の重要なレベルまでの下押しになりそうです。
(1NZドル=0.7088ドル、12月14日14:45)
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