NZ$シカゴポジション(2020年12月1日現在)

シカゴのNZドルは小幅のロング積み上げに留まりました。

NZ$シカゴポジション(2020年12月1日現在)

シカゴポジション(CME)259

シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。

シカゴポジション(CME)259

主要通貨ポジション(単位:枚)(2020年12月1日現在の数値)

ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル

シカゴは上記4通貨では豪ドルを除きドルショートを増加させています。その豪ドルは相場方向性の目安となる1万枚のポジションを積み上げているので、このまま豪ドルショートで行くのか注目されます。

シカゴのNZドルは小幅のロング積み上げに留まりました。ネットで800枚弱の増で、ネット残高9,000枚越えまできました。ある程度NZドルの先高観に安心感を持っているようです。但し、過去の流れはタイミングに若干の違いがあっても、オセアニア通貨は米ドルに対して同方向の相場観を持っていたので、現状はどちらの通貨に引っ張られるのかまだ確信を持っていないと思います。内訳は600枚のロング増、200枚のショート減です。チャートを見ると、赤のトレンドライン0.6650〜0.7190でNZドル高の上限に近いところまで買われています。高値は12月3日に0.7105までありました。

実際の相場は、0.6950〜0.7180のNZドル高トレンドラインに沿って上昇しています。但し、先週金曜日に比較的大きく売られて終わり、現在はラウンドトップ気味に推移しているので、レンジ上限をトライするには3日の高値0.7105をまず越えて終わることが必要になります。逆に0.70を割ってくると、目先の天井を付けた形になり、先に0.6950方向を試す流れになります。
また豪ドルNZドルの相場を見ると、12月2日から豪ドルは底打ち気味で、1豪ドル=1.0620NZドルの抵抗線に向かっている様なので、その辺りまではNZドルが弱い動きになりそうです。

シカゴポジション(CME)259 2枚目の画像

シカゴNZドルポジションと締日終値のチャート
(1NZドル=0.7039ドル、12月7日13:45)

(ご参考)直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)になっています。

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る