トルコリラ円ショートコメント(2020年11月30日)

先週のトルコリラは、週初からトルコリラ安が先行しましたが、前週の利上げで買い材料が出尽くしたと見る市場参加者がトルコリラの売りで反応したという印象です。

トルコリラ円ショートコメント(2020年11月30日)

トルコリラ円ショートコメント

まず、先週の振り返りですが「目先は調整の横ばいになりやすいと見て、13.20レベルをサポートに、13.80レベルをレジスタンスとする流れ」を見ていました。実際のレンジは安値が12.84レベル、高値が13.59レベルと、どちらかと言えばトルコリラ安を試そうとする動きの一週間となりました。

先週のトルコリラは、週初からトルコリラ安が先行しましたが、前週の利上げで買い材料が出尽くしたと見る市場参加者がトルコリラの売りで反応したという印象です。またトルコ国内で発表している新型コロナ感染者数には以前から過小評価し過ぎているという批判がありましたが、25日にこれまでの発症者数から他国同様の陽性者数に数え方を改めたことで、数字が一気に4倍へと跳ね上がりました。

既に前週金曜から店内での飲食禁止といった制限強化には動いていたものの、28日時点では1日の感染者数が3万人を超え、今後の情勢がトルコ経済へ悪影響を与えるであろうという見方がトルコリラ買いに動きにくくさせていると言えます。

テクニカルには、いつもの4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)をご覧ください。

トルコリラ円ショートコメント

抜けたレジスタンス(ピンク)がかろうじてサポートとしてワークしていますが、感染者数の実体がこれまでと大きく異なっていたということが今後トルコリラ安の材料とされ、サポートを割り込んでくると青の平行線で示した下降チャンネルのなかでの動きになってくる可能性も高そうです。

今週は基本的に先週のレンジよりもやや上値が重い程度のレンジを考え、12.70レベルをサポートに、13.45レベルをレジスタンスとする週を見ておきます。

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