シカゴポジション(CME)255
シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。
主要通貨ポジション(単位:枚)(2020年11月3日現在の数値)
ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル
シカゴは豪ドルの方向感を完全に失っている様です。前週は締日の1日前の11月2日が底値となり、翌日の締日時点で、前週比ロングを3,200枚減、ショート7,000枚増のネット10,200枚のショート増となり、豪ドル売りに切り替えてきました。ネット残高で▼1,300枚ですのでスクエアに近いですが、締日以降もスポットは120ピップス以上豪ドルが上昇しているので、ここで売り上がったのか、再度切り返したのか明日の締日が注目されます。チャートを見ると、赤の抵抗線(0.7150)を越えて終わりましたので、スポットがその後も上昇しています。そして黒の横サポート0.70は綺麗に維持されました。現状では前回高値の0.7414が上値目途になっています。金融政策で予想通りの追加緩和をしましたが、相場は0.70を守り切りました。
さて実際の相場では、先週まで0.7005〜0.7160のディセンディングトライアングルを形成していましたが上抜けました。一方で、底値は0.6991まででしたので、0.6980未満の終値とはならず底抜けできませんでした。目先は0.7300〜10に抵抗線がありますが、ここは以前のサポートに相当し、ここを越えればダブルトップの0.7414が見えてきます。逆にこの抵抗線で止められると0.70〜0.7310のレンジ内で推移しそうです。この場合のサポートは0.7230、0.7180、0.7150、0.7090、0.7060の順にあります。
(1豪ドル=0.7285米ドル、11月9日11:00)
(ご参考)直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)になっています。
オーダー/ポジション状況
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