ランド円ショートコメント(2020年10月26日)

先週のランドは、特に材料があったわけではありませんが、動き自体が乏しい中で10月高値を上抜ける動きとなったテクニカルな要因が大きかったように思います。

ランド円ショートコメント(2020年10月26日)

ランド円ショートコメント

まず、先週の振り返りですが、大きなトライアングルの中で、直前2週間のレンジの動きを繰り返すと見ることが妥当とし「6.30レベルをサポートに、6.45レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは安値が6.34レベル、高値が6.47レベルと、予想よりも若干底堅い動きではあったものの値幅は伴わず静かな一週間でした。

先週のランドは、特に材料があったわけではありませんが、動き自体が乏しい中で10月高値を上抜ける動きとなったテクニカルな要因が大きかったように思いますが、米国大統領選でバイデン候補が優勢となる中で米国の対中政策も見直されるのではといった思惑もランドにとっては好材料という見方が続いています。

今週は南ア国内の経済指標も多いのですが、最も注目されているのは28日に予定されている財務相による中間予算の発表でしょうか。財政問題が厳しい状況下で積極的な予算は期待しにくく内容次第では最近のランド高トレンドに調整が入るきっかけとなる可能性があります。逆に28日までは動きにくいと言えます。

テクニカルにいつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)もご覧ください。

ランド円ショートコメント

テクニカルには強いのですが、9月18日高値6.50(ピンクの水平線)にだいぶ近づいてきました。ここを上抜け出来れば一段高、抜けられなければいったん反落という流れが予想されますが、最近は動きが鈍いだけにあまり大きな動きは期待できません。ピンクの狭い上昇チャンネルも引いてみましたが、いったん下に抜けそうに見えます。

最近の値幅の狭さとイベントに期待できないということから、今週は6.30レベルをサポートに、6.50レベルをレジスタンスとする週を見ておきます。

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