ニュージーランド 9月貿易収支の予想
明朝の火曜日(27日)にNZの9月貿易収支が発表されます。
(今回発表予想10月26日14時00分現在)
NZの貿易収支推移(青)と3ヶ月移動平均線(オレンジ)
NZの貿易収支は季節要因(主な要因はキーウィー輸出)として、例年3〜5月に黒字のピークとなり、7〜10月にかけて赤字拡大傾向となっています。今回の予想は2桁の赤字幅で、過去のパターン(下図〇印)を見ても、大方9月が赤字額の最大月になっています。2018年以降は8月が最大で、9月はそれに次いで赤字額が大きくなっています。いずれにせよ8・9月が赤字額最大となっています。予想レンジを見ると、中間値がほぼ最大赤字の上限に近いので、大多数のエコノミスト予想がその水準の赤字額と見ています。前回も予想通りでしたので、今回もサプライズが少ないと思われます。
四半期GDPベースの月平均比較では2019年3Qは月平均▼12.28億NZドル、2020年2Qは+10.18億NZドルとなっており、今回は予想通りなら、▼3.61億NZドルですので、前年比改善、前期比マイナスになります。
(○印は各年9月、縦の黒い線より右側は今回予想値、赤い線は収支ゼロ)
9月貿易収支の内訳予想は輸出40.0億NZドル(8月は44.1億NZドル)、輸入50.2億NZドル(8月は47.6億NZドル)となっています。輸出減、輸入増で、内需は良くなっている模様です。
下図は輸出入の各月推移です。オレンジ横線は輸入、青横線は輸出で、〇印は過去の9月になっています。同じ9月で比較すると、2017年並みの低水準になっています。
NZドル米ドル相場はシカゴポジション253をご参照願います。
(10月26日15:45、1NZドル=0.6685米ドル)
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