3. NZ$シカゴポジション(2020年10月20日現在）

NZ$シカゴポジション(2020年10月20日現在）

シカゴはNZドルロングを小幅に積み上げてきました。これで3週連続の増加ですが、1つの目安であるネットポジョション8,000枚は越えていません。

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NZ$シカゴポジション(2020年10月20日現在）

シカゴポジション（CME）253

シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。

シカゴポジション（CME）253

主要通貨ポジション（単位：枚）(2020年10月20日現在の数値)

ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、＋数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位（１枚当たり）：豪ドル/米ドル＝100,000豪ドル、NZドル/米ドル＝100,000NZドル

シカゴは上記4通貨に関して、ポジションは小幅の増減に留まりました。オセアニア通貨がロング小幅増、円・ユーロが小幅減になっています。ネットポジションから見ると、ユーロを除きドルの方向感が無くなっています。逆に言えば、ポジションは積み上げ易くなっています。特に、総枚数に関してはユーロを除き減少しているので、この点からもエネルギー蓄積期間と思われます。

シカゴはNZドルロングを小幅に積み上げてきました。これで3週連続の増加ですが、1つの目安であるネットポジョション8,000枚は越えていません。少なくとも3週連続位で越えるか、最初に越えた後2週目に10,000枚以上積み上げてくれればNZドル高の可能性を膨らませてくれます。内訳は330枚のロング減、440枚のショート減で、僅かとは言え総枚数を減らしているので、相場の方向感を占う上では芳しい動きではありません。チャートを見ると、高値からの横サポートである黒のラインが0.6740、赤の横サポートが0.6510にあるので、今週も引き続き、このレンジでの横這いになりそうです。

実際の相場は、先週のNZ消費者物価指数時のNZドル高トレンドライン0.6555〜0.6880内で推移しています。このレンジ内の0.6690（10月22日時点）に抵抗線があるとしましたが、23日に0.6704の高値を付けましたが、実体線ではこの抵抗線に遮られています（上ヒゲだけ少し越えました）。今日現在では0.6705の抵抗線になっています。これを越えていければ、0.6740、0.6770〜80、0.6800のダブルトップ狙いに入れます。更にここを越えればトレンドライン上限狙いとなります。一方で抵抗線に遮られて反落すると、方向は0.6555ですが、この間の0.6660〜70、0.6620、0.6590の順にサポートが控えています。

シカゴポジション（CME）253 2枚目の画像

（ご参考）直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ（青）はネットポジション（左目盛）、折れ線（オレンジ）は締日のNY終値（右目盛）になっています。

（1NZドル＝0.6684米ドル、10月26日14:50）

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