3. ニュージーランドドル週報(2020年10月第1週)

ニュージーランドドル週報(2020年10月第1週)

NZドルは対米ドル、対円で反落し始めています。

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ニュージーランドドル週報(2020年10月第1週)

NZ/円、短期トレンドは“NZ弱気”変わらず。

今週はNZ独自の注目材料がありませんでしたが、落ち着きを取り戻した米株式市場の動きに安心感が広がる一方で、米欧の新型コロナウィルスの感染者数の増加が嫌気されており、また、2日の東京時間午後2時頃に、トランプ大統領のウィルス感染検査の陽性が伝えられたため、再びリスクオンの動きが強まっており、NZドルは対米ドル、対円で反落し始めています。

チャートを見ると、日足は9/24に付けた68.64を直近安値として下値を切り上げる一方で、9/2に付けた71.98を直近高値として上値を切り下げる流れからは上抜けていません。また、今年3月に付けた59.51と8/20に付けた68.76を結ぶサポートラインを下抜けた位置で推移しており、短期トレンドは“NZ弱気”の流れに変化が認められません。69.10-20にやや強い下値抵抗が控えていますが、69円割れで終えた場合は一段の下落に繋がり易くなります。短期トレンドは71円台を回復して終えない限り変化しません。またこの場合でも、72円超えで終えない限り、下値リスクを残します。日足の上値抵抗は69.80-90、70.20-30、70.70-80に、下値抵抗は69.10-20、68.60-70、68.10-20にあります。21日移動平均線は70.25にあり、これにぶつかって反落していますが、120日、200日線が68.76と、68.74に位置しており下値抵抗として働く可能性があります。但し、69円割れで終えた場合は日足の形状が悪化してこれらを下抜ける可能性が高くなります。

一方週足を見ると、先週足は実体のやや大きい陰線で終えており、この足が3月に付けた59.51を基点として下値を切り上げて来た流れから下抜けた位置で越週しています。今週は下値を攻めきれずに反発していますが、この陰線の値幅を上抜けきれておらず、下値リスクがより高い状態に変わりありません。週足の上値抵抗70.00-10、70.60-70、71.50-60に、下値抵抗は69.00-10、66.70-80にあります。31週移動平均線は67.97に、62週線は68.90にあり、トレンドを支えていますが、68円割れで越週した場合は66円方向への一段の下落に繋がり易くなります。

NZ/円、短期トレンドは“NZ弱気”変わらず。

10/1現在31週移動平均線は67.97に62週線は68.90にあり、中期トレンドは“NZやや強気”を維持している。

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