3. NZ$シカゴポジション(2020年9月22日現在）

NZ$シカゴポジション(2020年9月22日現在）

シカゴはNZロングを再度拡大してきましたが、ネットロングでまだ4,900枚弱であり、両サイド動き易い枚数です。

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NZ$シカゴポジション(2020年9月22日現在）

シカゴポジション（CME）249

シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。

シカゴポジション（CME）249

主要通貨ポジション（単位：枚）(2020年9月22日現在の数値)

ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、＋数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位（１枚当たり）：豪ドル/米ドル＝100,000豪ドル、NZドル/米ドル＝100,000NZドル

先週は週初にドルが安く、週末にかけてドルが買われました。シカゴは上記4通貨でドルショートを積み上げていますので、少なくとも先週の締日（22日）まではドル売り上がりになっています。23日以降の3日間でポジションがどの様に変わったかは来週まで待たねばなりませんが、過去のパターンでは大きく変わっていないと思います。気になるのはユーロの20万枚が1つの目途で、越えていけば次は25万枚の節目がありますが、既に20万枚絡みで7週連続となっているので、ユーロ中心に一度手仕舞いしてくる可能性は高くなっていると思います。来週ユーロが15万枚以下やそれに近い枚数になると要注意です。逆にドルショートを増やしてくると、ドル安トレンドの長期化を見ていると思います。

シカゴはNZロングを再度拡大してきましたが、ネットロングでまだ4,900枚弱であり、両サイド動き易い枚数です。しかも相場が下がっている中、総枚数を4,200枚落とし、計28,540枚になっています。この枚数はここ数年では最低水準となっています。豪ドルよりははるかにフットワークが軽くなっています。内訳はロング1,300枚減、ショート2,900枚減で、戻り高でショートを損切った形です。チャートを見ると、まだ黒のアセンディングトライアングル内で推移しています。下限は0.6600にあるので、現在のスポットは下抜けていますが、明日29日の締日で維持できるか否かをみます。

実際の相場は、先週の当欄で短期的には0.6550〜0.6840のNZドル高トレンドライン内にいるとしましたが、先週24日に下抜きました。このトレンドライン下限は10ピップス程度上がっているので、現在0.6560にあります。まだスポットが絡んだ状態になっていますが、目先はNZドルが弱くなっています。下割れ確認の意味で日足0.6500切れを見てからの下押しが良いかと思います。その場合は0.6480、0.6420、0.6370〜80の順にサポートがあります。上値は日足終値で0.6570以上に戻すことがNZドル高回帰の最低条件になっていますが、0.66未満ですと抵抗線に沿って戻り高失敗を繰り返しますので、0.6630の抵抗線越えを確認した方が良いかと思います。その際には0.6660、0.6690〜0.67に抵抗線が控えています。

シカゴポジション（CME）249 2枚目の画像

（ご参考）直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ（青）はネットポジション（左目盛）、折れ線（オレンジ）は締日のNY終値（右目盛）になっています。

（1NZドル＝0.6557米ドル、9月28日14:15）

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