ランド円ショートコメント
まず、先週の振り返りですが「上昇トレンドを伸ばして来る可能性が高く、先週後半の押しの水準6.20レベルをサポートに6.50レベルをレジスタンスとする流れ」を見ていました。実際のレンジは安値が6.22レベル、高値6.43レベルと、上昇トレンドを継続も値幅は伴わない週となりました。
先週のランド円は、新規の材料が無い中で緩やかな上昇となりましたが、好材料はロックダウン緩和後の経済活動、そして今回は材料視されていませんでしたが、与党ANCの全国会議が閉幕しラマポーザ大統領の議長(与党トップ)続投が決まったことでしょうか。ただ、こちらは順当に決まったという流れですから悪材料は特に出なかったという押さえです。
そして今週は南アフリカの4〜6月期GDPが火曜に、また4〜6月期経常収支が木曜に発表されます。最近はよほど予想からのブレが無いと反応はしにくいのですが、念のために注意しておきたい数字です。
他には目立った動きに繋がりそうなイベントもありませんので、テクニカルな観点からいつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。
緩やかな上昇トレンドとして8月18日安値を起点としたサポートラインとそれに平行なラインとで上昇チャンネルを引いてみました。現在の水準はテクニカルにはいったん止まりやすく、7月高値と8月安値の78.6%(61.8%の平方根)戻しの6.42と重なっていますが、さすがに距離が近すぎるので次の節目として6.50を目指す流れと見てよいでしょう。
平行チャンネルの水準を参考にして、今週もランド円は上昇トレンドを継続、6.30レベルをサポートに6.55レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。
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