3. NZ$シカゴポジション(2020年9月1日現在）

NZ$シカゴポジション(2020年9月1日現在）

シカゴは前回に続き、NZドルのロングを積み上げました。ロングを1,700枚増、ショートを1,100枚減でネット2,800枚のロング積み上げ、7,000枚のネットロングになりました。

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NZ$シカゴポジション(2020年9月1日現在）

シカゴポジション（CME）246

シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。

シカゴポジション（CME）246

主要通貨ポジション（単位：枚）(2020年9月1日現在の数値)

ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、＋数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位（１枚当たり）：豪ドル/米ドル＝100,000豪ドル、NZドル/米ドル＝100,000NZドル

シカゴは前回に続き、NZドルのロングを積み上げました。ロングを1,700枚増、ショートを1,100枚減でネット2,800枚のロング積み上げ、7,000枚のネットロングになりました。NZドルのポジションは他と比べて小さいので、第１段階のネット8,000枚に近づく動きになりました。しかも両建てで増やしていないので、相場観にはある程度の方向性を示した結果と思われます。1万枚越えてくれれば、その後はNZドルロングで攻めると思います。チャートを見ると、昨年12月末の高値とダブルトップになりました。通常2回目は止められるケースが多いので、次回3回目のトライで抜けるか否かとなります。抵抗線は終値で0.6740〜60を見て置く必要があります。0.6770越えでの終値を確認できれば、黒のアセンディングトライアングル抜けとなり、黒の上昇サポートと平行して上げた赤いトレンドラインを狙える流れに入りそうです。上値は0.6900付近にあります。上抜け失敗した場合は、黒のサポートラインが0.6590付近にあるので、ここを切れると少し深い下押しになります。

実際の相場は、0.6530〜0.7050のNZドル高トレンドラインを引き続き維持しています。上記終値ベースでもダブルトップでしたが、実際は抵抗線0.6760〜90ゾーンでダブルトップになっています。越えれば0.6810〜20の抵抗線をこなしながらのトレンドライン上限方向を狙える形になります。一方で、下値0.6660のサポートを切ると、下押し先行になり、0.6600〜10、0.6530〜40のサポートを試す流れになりそうです。万一、この押し目があった場合にシカゴポジションの動向を見たい感じがしています。ここでロングを積み増す様であれば、その後の買い安心感が高まります。

シカゴNZドルポジションと締日終値のチャート

シカゴNZドルポジションと締日終値のチャート

（1NZドル＝0.6706米ドル、9月7日14:20）
（ご参考）直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ（青）はネットポジション（左目盛）、折れ線（オレンジ）は締日のNY終値（右目盛）になっています。

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