日経反発ドル円東京終了後一時急落(2016年6月23日)

海外時間に英国のEU離脱(ブレグジット)をめぐる国民投票を控えた今日の東京市場では、最後まで世論調査の結果も別れる中

日経反発ドル円東京終了後一時急落(2016年6月23日)

日経平均反発ドル円東京終了後に一時急落

日本株は買い戻し、ドル円は神経質な動き

海外時間に英国のEU離脱(ブレグジット)をめぐる国民投票を控えた今日の東京市場では、最後まで世論調査の結果も別れる中、ブックメーカーのオッズが総じて残留に傾いたことからややリスクオフの巻き戻しが進み、日経平均は172円高の16,238円で終了しました。ただし、全般的には様子見気分か強く売買は低調でした。
一方ドル円は東京オープン前には一旦105円を試す動きがあったものの日中は104円台後半で小動きに終始、しかし東京終了直後一転して104.04まで急落するなど投票を前に神経質な動きを見せています。
このところ日本株とドル円の相関がやや薄れている感じがします。

ブレグジット関連タイムスケジュール

投票は日本時間15時にすでに開始され、明朝6:00に締め切られます。
大勢が判明するのは日本時間で明日午前中になるものと見られていますが、一部で出口調査に近いことが行われるとの情報もあり、今晩から為替の値動きには注意が必要です。
最終的には明日日本時間の午後三時ごろにすべての結果が判明する見通し。
すでに「EU離脱」の場合にはG7が緊急声明を発して市場の混乱の沈静化を試みる方向で検討されているとの報道がされていますが、離脱の場合混乱は避けられない見込みです。
一方でメインシナリオの「残留」となった場合でも、英国離脱への危機感が急速に強まった10日頃に比べると、米国の先々の利上げに対するトーンが急速に弱まるなど他の環境も変化しており、株価の反発はある程度期待できるもののドル円は当時の107円まで戻す力があるか疑問です。

今晩の予定

今晩の米指標は21:30新規失業保険申請者数、シカゴ連銀全米活動指数、23:00 5月の新築住宅販売など。序盤の欧州株価指数先物は総じて小動きでまちまち。

ブレグジット関連記事

「FX羅針盤」のブレグジット関連記事はこちら

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る