方向感なくポジション調整の動きに終始
英国EU離脱懸念払拭しきれず
本日の東京市場では、引き続き英国のEU離脱(ブレグジット)懸念が払拭できない中、為替市場、株式市場ともに方向感のない小動きに終始しました。
前日の海外市場ではEU残留派優勢との観測からのドル円の巻き戻しや米債券利回りの上昇等を受けて一時ドル円は105.06まで上昇しましたが、直近の別の世論調査の結果で再度離脱派の優勢が伝えられるなど、不透明感はぬぐえず反落、東京市場では104円台半ばを中心に方向感のない取引が続きました。
ここまで3日連続で買戻しが続いた日経平均も、本日は一進一退で最終的には103円安と小幅安の16,065円で終了しています。
ブレグジットに関しては今週に入り世論調査の結果が引き続き拮抗する一方で、ブックメーカーのオッズは今週残留75%以上の水準で高止まりしており、スコットランド独立の国民投票の場合と似たフォーメーションから、残留で決まりではないかとの見方が出ている一方で、離脱にも引き続き無視できないだけの実現可能性があるのも事実であり、影響の甚大さ、影響の予測不能性から、結果が出るまでは身動きできない状況が続きます。
(訂正 本日米指標発表予定訂正します)
今晩は23:00から米中古住宅販売件数、また、イェレン議長が昨日に引き続き本日は下院で議会証言を行いますが、英国国民投票前日でもあり大きく動きにくい状況が続くものと思われます。序盤の欧州株価指数先物はまちまちでの推移。
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