4ヶ国株価比較(日・米・豪・NZ)

前回4月14日時点と比較した株価指数推移を見ますと、NZ株の1人勝ちが継続しています。

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4ヶ国株価比較(日・米・豪・NZ)

4ヶ国株価比較(日・米・豪・NZ)

                

                

前回4月14日時点と比較した株価指数推移を見ますと、
NZ株の1人勝ちが継続しています。さすがに6月はここまで下落していますが、依然として1人旅の上昇です。豪州株は横這いから若干回復しています。また日米は青い線(1.5)に絡む形で横這い推移しています。そして日経平均の買われ過ぎは解消しています。

豪州株の低迷は上図に上海株(下図)を入れて見るとはっきりしています。

4ヶ国株価比較(日・米・豪・NZ)

株価だけみればまだ資源関連株の影響を受けている様子です。トレンド的にはまだ豪州株と上海株の相関が高いままとなっています。

さて、その背景を探ると
各国のGDPは内容の違いがあり、単純には比較し難いところがありますが、2016年第1四半期GDPの前年比ベースでは
「豪(3.1%)>NZ(2.8%)>米(2.0%)>日本(0.1%)」
となり、
前回(4月14日時点)の2015年末暦年ベース
「米(2.56%)>豪(2.45%)>NZ(2.40%)>日本(0.8%)」
から豪州とNZの成長拡大が際立っています。

豪州のGDPはここ数年でリバランスが大きく進展しており、資源関連中心の成長から内需や住宅投資関連中心とした幅広いセクターの成長へと脱皮しています。少しずつ中国株からの相関が減ってきてもおかしくありません。

また現行の金融政策スタンスは
米国のみが引き締めで、豪・NZは緩和傾向を継続(先行きの追加緩和は怪しいとは思いますが)、日本は先行きの追加緩和見込みのスタンスを変えていません。

以上を勘案すると豪州株の回復の遅れが際立っている感じで、逆にNZ株は買われ過ぎ状態が継続中です。

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