米7月ISM製造業景況指数の予想
(今回発表予想)2020年8月3日11時現在予想
本日23時、米国7月ISM製造業景況指数(今回予想は下記チャート青色矢印の先端部分:既発表済の7月PMIとほぼ同じ傾向です)が発表されます。
流れを見ると、PMI指数の動きは緩やかで、そのPMIをISMが越えると、トレンドとして暫くISM>PMIになり、逆もISM<PMIまたしかりとなっています(下図〇印部分)。
7月ISMが既発表済PMI指数(51.3)を越えた場合、暫く上限で推移する期間の始まりになるのか、7月にまた絡むのか分かれ目になりそうです。
米第2四半期GDPが予想通りの悪化になりましたので、7月以降の数値は第3四半期を占う意味で重要になります。市場は最悪期を脱したとの見方で、米株中心に大きく戻しているので、それに準じた数値になるのか8月・9月を見ていきたいと思います。
尚、ISMに先立ち22時45分に7月製造業PMI指数の改定値が発表され、前回速報値の51.3と変わらずの予想になっています。
ISM製造業景況指数(青)とPMI製造業指数(オレンジ)
また本日は米国の経済指標が下記発表されます。
米国の経済指標(発表の日本時間)
下図はユーロドルの週足チャートです。先週の月足チャートで2008年高値からの抵抗線が1.1880付近にきているとしましたが、結局7月の上抜けは阻止されました。週足では陽線引けになっていますが、上ヒゲが週間レンジの半分位もあり、最初の上値トライ失敗になっています。
ユーロは先週までラインA(=1.1420)の急激な上げサポートに支えられており、これに平行に上げたラインB(=1.1920)のユーロ高トレンドラインを形成しています。トレンド内の1.1630〜40、1.1520〜30にサポートがあります。また、過去6連続陽線で上げ幅730ピップスですので、1/3戻しで1.1570、半値戻しで1.1543、2/3戻しで1.1458となり、最後まで行けばAの1.1420に相当します。目先は1.1710〜20にある日足サポートを維持できるか否かとなりそうです。
万一Aを切れた場合は一度上抜けたD(=1.1290)、そして最大でE(=1.1000)になります。
上値はこのままユーロ上昇しても最初のC(=1.1970)が抵抗線になっています。
今日のISMが良かった場合にユーロの各サポートをトライするのか、悪かった場合はB方向に行くのか相場付きを見たいと思います。
(8月3日13:30、1ユーロ=1.1775ドル)
オーダー/ポジション状況
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