豪州第2四半期消費者物価指数の予想(20/7/28)

日本時間2020年7月29日朝10時30分に発表予定です。

豪州第2四半期消費者物価指数の予想(20/7/28)

豪州第2四半期消費者物価指数の予想

(今回発表予想)7月28日12時現在

豪州第2四半期消費者物価指数の予想

明朝、豪州の2020年2Q消費者物価指数が発表されます。前回1Qは前期比・前年比共にほぼ予想通りの結果になりました。今回はコロナウィルス真っ只中だった四半期ですので、予想は四半期比・前年比共にマイナスとなっています。また、2020年5月時点での中銀見通しでは、6月末を前年比▼1%(前回予想値1.75%)でしたので、今回はその予想に沿ったものになりそうです。因みに2020年12月末は同0.25%(前回予想値1.75%)の回復予想でした。

下図(1)を見ると、2012年以降ではマイナスは1度だけでしたが、今回は大きく下がり、移動平均線も初めてマイナスになっています。コロナウィルスの凄まじさが出ています。

(1)消費者物価指数の四半期推移と3四半期移動平均

(1)消費者物価指数の四半期推移と3四半期移動平均

赤はゼロで、予想値は黒線より右側。

(2)CPI前年比(青)と政策金利推移(オレンジ)の比較

(2)CPI前年比(青)と政策金利推移(オレンジ)の比較

年率ベースでも大きく下がり、予想通りならCPIが再び政策金利を下回ります。2012年以降、政策金利>CPIの場合は先々緩和傾向になり易く、逆の場合には政策金利据え置きになっています。今回はまだ1四半期の数値ですので、その判断には時間かかるとは思いますが、結果次第では8月4日予定の金融政策で何らかの議論の対象になるかもしれません。

下図は豪ドル/米ドルの週足チャートです。過去にも同様なチャートは添付しましたが、先週ラインA(=0.7080)とB(=0.6880)のアセンディングトライアングルを上抜けています。今週も現在までは上抜けていますが、今週再確認したいところです。このまま行けば、当面はラインC(0.7230)、D(=0.74)方向が狙える動きになります。逆にA未満で終わると、Bまでの調整になります。CPIが予想以下のマイナスとなった場合は要注意になりそうです。尚、シカゴポジション240内の新たな短期豪ドル高トレンドライン0.6980〜0.7210米ドルは日足での動きになります。

(2)CPI前年比(青)と政策金利推移(オレンジ)の比較 2枚目の画像

(7月28日15:30、1豪ドル=0.7134米ドル)

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