今週も神経質な動き(週報2016年6月第三週)

米利上げ観測

今週も神経質な動き(週報2016年6月第三週)

ユーロ・ドル:6月13日からの先週

週末はリスク・オフの巻き戻し

13日は、前週末の引けの1.1247で始まり、東京時間はまず下降して13日安値1.1231をつけました。その後は穏やかにじりじりと上伸を続け、13日の高値1.1303を付け、一転ユーロ売りになり下降して、その後下押し1.1291で引けました。

14日は、前日引けの1.1290 で始まり、すぐに14日安値1.1188を付け、一転ユーロ買いになり、14日高値の1.1298まで上押ししました。その後、じりじりと下降を続け下降して、その後はそのまま横ばいで1.1207で引けました。

15日は、前日引けの1.1207で始まり、東京時間はじりじりと下降を続け、15日の安値1.1189を付けました。欧州時間に入り、じりじりと上伸を続け、15日高値の1.1298を付けました。その後は下降して、1.1259で引けました。

16日は、前日引けの1.1259で始まり、すぐに16日安値1.1130を付け、一転ユーロ買いになり、16日高値の1.1295まで上戻ししました。その後、じりじりと下降を続で下降して、その後はそのまま横ばいで1.1224で引けました。

17日は、東京時間はまず下降して17日安値1.1221をつけました。その後は穏やかにじりじりと下降を続け、17日の高値1.1296を付け、その後はもみ合い横ばいで1.1278で引けました。

ユーロ・ドル:6月20日からの今週

「英国次第」の展開で、荒い値動きを想定


CME通貨先物ポジション状況 6月14日時点
   (6月14日)  (6月7日)  (5月31日)
円     55690    42853    14837
ユーロ  ▲56489  ▲67112    ▲37654

シカゴIMM、投機・投資家筋のポジションで6月14日付けのネットのユーロの売り持ち高はやや減少。
因みに、過去最高買い持ち高は、2007年5月15日 +119,538、 今までの過去最高の売り持ち高は、2010年2月9日 -57,152

全て英国次第の展開

英国民投票を控え、市場の動揺はしばらく続くと想定されます。
リスク・オフの動きが強まるでしょう。

テクニカルで見てみたいと思います。

先週は狭いレンジの中を方向を模索、
6月13日の 1.1231 〜 1.1303
6月14日の 1.1188 〜 1.1298
6月15日の 1.1189 〜 1.1298
6月16日の 1.1130 〜 1.1295
6月17日の 1.1221 〜 1.1296

確かに、徐々に高値・安値を切り上げてきています。

テクニカルにみると、日足の一目均衡表で
先行スパン2が 1.1449で 上昇
実勢値     1.1278 17日引け
転換線が    1.1273で 横ばい
基準線が    1.1257で 横ばい
先行スパン1が 1.1219で 横ばい
遅行スパン  1.0927で 上昇

上昇中の先行スパン1と2を、転換線と基準線が上から下抜けしようと
丁度突入してきたところです。
このまま完全に先行スパン1と2を下抜けて来るのか
それとも
今は先行スパン1と2の間に挟まれていますが
跳ね返されるように、上に抜けて来るのか
注目です

予想レンジは、1.0800~1.1500 と見ます。

オーダー/ポジション状況

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