上海総合株価指数 7月14日アップデート
世界的に株価が持ち直しナスダックは連日のように史上最高値更新と、新型コロナウイルス新規感染者増をよそに相場は過熱している状況です。そうした中で、さすがに上がり過ぎではないのかと思わせるのが中国株で、代表的な株価指数である上海総合株価指数は7月1日には2900台でしたが、昨日には3458.79と年初来高値を更新し、2018年2月以来の高値をつけています。
週足チャートをご覧ください。
7月にはいってからの上昇はかなり過熱している様子が伺えます。7月9日に新規上場したハイテク株(情報セキュリティ関連)のSTARは、なんと上場初日にIPO価格の10倍以上に上昇し、IPO株の上昇率記録を更新しています。
中国では他国に比べてコロナ禍からの回復が早かったことや、その後の北京における感染第二波も7月に入ってからは収束し新規感染者はゼロとなりましたし、まだ何とも言えないとは言うものの、香港での国家安全法施行もその後の各国の対応は想定内で大きな問題とはなっていません。
このような安定した状況の中での年後半に向けての楽観が7月以降の急騰をもたらした大きな要因ですが、米中対立によってハイテク関連企業が中国国内における開発製造にシフトする動きも最終製品を組み立てる企業にとっては悪材料となっても、部品を製造するハイテク企業にとっては追い風となっていると考えられます。
またテクニカルにも長期レジスタンスを明確に上抜ける動きが重なったことで、7月の急騰をもたらしたと言えますが、ここからどこまで上がるのか、世界的な株価上昇の原動力でもあり、今後の値動きはナスダック以上に注視する必要がありそうです。
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.11.25
東京市場のドルは154円台を回復、ベッセント氏発言がドル買い材料となるか(24/11/25)
東京時間のドル・円は、153円台まで下落していたが、次期米財務長官に指名されたベッセント氏によるドル高容認発言が伝わったことで154円台まで値を戻した。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.11.25
ドル円 基本はレンジ見込みだが予断許さず(11/25夕)
週明けの東京市場は「行って来い」。一時ドル売りが優勢となったが底堅く、そののちVの字型の回復をたどっている。
-
ユーロ(EUR)の記事
Edited by:山中 康司
2024.11.25
ユーロ ユーロは上げても下げても売りの展開(週報11月第4週)
先週のユーロドルはウクライナ・ロシアの戦争激化懸念から年初来安値を大きく更新する一週間となりました。
-
その他
Edited by:山中 康司
2020.07.18
ドル建て金 7月17日アップデート(20/7/18)
ドル建ての金価格は月間高値を昨年12月以降毎月更新し、7月も9日に1815.9ドルまで上昇し現時点でも高値圏でのもみあいとなっています。
-
その他
Edited by:山中 康司
2020.07.04
ドル建て金価格 (20/7/4)
安全資産の代表である金は6月高値を超え1789.2ドルと2012年高値1795.9に並ぶ水準で1800ドル超えは時間の問題となってきました。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。