ドル建て金 7月17日アップデート
今日明日とEUサミットが開催され、その場で復興基金の可否が決まるということもあって、為替市場はユーロを中心にすっかりと様子見相場となっています。その他の市場もあまり動きは見られませんが、ドル建ての金価格は月間高値を昨年12月以降毎月更新し、7月も9日に1815.9ドルまで上昇し現時点でも高値圏でのもみあいとなっています。
テクニカルには2011年9月につけた史上最高値1920.9をターゲットに、残すところ100ドル近くとなっています。ただ、多くのレポートが2020年中に史上最高値更新、2021年には2000ドルの大台超えを目指すと言われているため、ポジション的には今年2月にはコロナショックとも相まって35万枚超えまで膨らみましたが、その後は20万枚近くまで減少後、直近では27万枚近くの買いポジションです。
しかし、ポジションがある程度減っているにも関わらず、価格は相変わらず上昇していることもあって、史上最高値トライは思いのほかハードルが低くなってきているのではないかという感じもします。史上最高値までいくつかのターゲットがありますので、以下に日足チャートの年初来安値を起点としたN波動から見るフィボナッチエクスパンションを見てみましょう。
ピンクの太線が史上最高値ですが、現在の水準はほぼ50%エクスパンションと同水準でのもみあいです。次のターゲットとしては61.8%エクスパンションの1860ドルレベル、そして78.6%(61.8%の平方根)エクスパンションは史上最高値と重なります。今すぐでは無いにせよ株価に調整が入る時には史上最高値を目指す流れになりそうです。
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