ユーロドル1.12台前半で様子見気分強い(6/26夕)

26日の東京市場でユーロドルは1.12台前半で横ばい推移。

ユーロドル1.12台前半で様子見気分強い(6/26夕)

ユーロドル1.12台前半で様子見気分強い

〇ユーロドル1.12台前半で小動き
〇昨晩は米当局のボルカールール緩和承認で市場にリスク選好戻る
〇米国でのウイルス感染拡大が続く中経済活動の再開続く
〇株式市場の楽観と為替市場の懐疑の構図も継続、ユーロドルも様子見続くか

26日の東京市場でユーロドルは1.12台前半で横ばい推移。刻欧州勢参入後に若干ユーロ買いが強まるも、上値は1.1239どまり、東京時間18:30現在は1.1225レベルでの取引です。

昨晩の海外市場では序盤は前日からのリスクオフのドル買いが継続、一時1.1191までユーロドルは下落しました。しかしその後米国で2008年の金融危機後に金融機関の過度の金融取引を規制する目的で導入されたボルカールールの緩和を米金融監督当局が承認、リスク選好が戻るとともにユーロドルもアジア時間にかけて小幅に反発した形です。

米国での一日の感染者数が昨日は過去最多となった他、テキサス州で規制緩和を一時停止するなど、感染第二波への懸念が広がる一方で、NY州は7/6より経済活動再開の第三段階に入る見通しであり、米国は経済再開を並行させるつもりのようです。
市場も感染拡大を横目に見ながらも各国の手厚い景気刺激策に、足元の実体経済の低迷を無視する形でリスクオンを継続、序盤欧州主要株価指数はほぼ全面高の様相です。

テクニカルにはユーロドルは昨日の下落で21日移動平均線の下に出てややユーロの頭が重くなった形。なんとも綱渡りのリスクオンの積み上げに半信半疑の為替市場は膠着感を強めています。今晩この後は21:30に米消費支出、23:00にミシガン大消費者信頼感指数の発表があります。

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