ユーロドル続落 ECBは域外への新規ファシリティ設定(6/25夕)

25日の東京市場でユーロドルは続落。

ユーロドル続落 ECBは域外への新規ファシリティ設定(6/25夕)

ユーロドル続落 ECBは域外への新規ファシリティ設定

〇ユーロドルは1.12近辺に続落
〇市場の基調はコロナ第2波への懸念からのリスクオフ継続
〇欧州株はルフトハンザの政府救済スキーム導入ECBの域外流動性供給ファシリティ新設に序盤の下げ消す
〇ユーロドルは21日線を割り込みユーロ安地合い強まる

25日の東京市場でユーロドルは続落。前日からのリスクセンチメントの悪化が続き、日中は1.12台半ばでじり安推移、欧州勢参入後に下げ幅を広げ東京時間20:00現在は1.1205-10レベルで取引されています。
引き続きコロナウイルスの感染第二波の動きがベースとして市場の重しとなっており、米国、ドイツなどで行動の制限が一部再開していることで、これまでの予想より経済の再開が遅れることへの懸念が広がっています。

その中で欧州株がこの時間になって上昇に転じていますが、市場では好悪材料入り混じった状態です。好材料としてはルフトハンザの最大株主が政府の救済策を指示したことで同社の株が急上昇していること、また、後述のECBの新規ファシリティ設定報道などがあげられ、悪材料には多額の資金消失が伝えられCEOが逮捕されたワイヤーカード社が破産申請し、株価が急落したことがあげられてます。

ECBは夕刻ユーロ圏外の中央銀行に対しユーロの流動性を提供するためのファシリティを新設すると発表しました。ECBによればこれは特定の市場の変化に対する反応ではなく、パンデミックによって引き起こされた為替市場へのストレスを和らげるための予防策とされています。具体的な対象は明らかにされていませんが、今後数週間以内に開始され来年6月まで継続する見込みです。
これを受けて欧州主要株価指数は上昇に転じていますが、ユーロドルはユーロの長期金利低下によりさらに売り込まれる形となっています。

テクニカルにはユーロドルは本日の下落で21日移動平均線を大きく割り込む形となっていてややユーロ安地合いに傾いています。19日安値の1.1168や、1.1147の基準線が当面のターゲットとなりそうです。
今晩はこの後21:30に米1QGDP確報、個人消費、5月耐久財受注、卸売在庫、週間新規失業保険申請件数の発表があります。


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