ユーロドル東京時間に底堅く推移するも日独感染拡大で夕刻1.13割れ(6/24夕)

24日の東京市場でユーロドルは堅調推移。

ユーロドル東京時間に底堅く推移するも日独感染拡大で夕刻1.13割れ(6/24夕)

ユーロドル東京時間に底堅く推移するも日独感染拡大で夕刻1.13割れ

〇ユーロドル昨晩1.13台に急伸するも本日夕刻に反落
〇東京、ドイツでの感染拡大、米国の対欧州課税検討によりセンチメントが悪化
〇テクニカルにはユーロ高地合い変わらず
〇日独での感染拡大が第二波の顕現なのか両政府の対応含め要注視

24日の東京市場でユーロドルは堅調推移。昨晩、夕刻の欧州各国のPMIの改善と、その後の株価上昇に伴うドル全面安に1.1349まで上昇した流れを受けて、ユーロドルは朝方から1.13台前半で底堅く推移しました。しかし、夕刻欧州勢参入後、東京で5/5以降最大となる55人の新規感染者の確認が報じられ、(ドイツでも昨日712件の新規感染者が伝えられる)、感染第二波に対する警戒が高まったこと、加えて米国が、仏、独、西、英からの31億ドル相当の輸入品に新たに関税をかけることを検討していることを明らかにしたことから米株先物が急落。為替市場ではドル買いが一気に強まる形となりました。17時に発表された6月の独IFO景況感指数は期待指数が事前予想を大幅に上回る結果となりましたが、為替は無反応。ユーロドルは夕刻一時1.1269の安値をつけ、東京時間18:30現在は1.1280-85レベルでの取引です。

テクニカルにはユーロドルは昨晩大きく上値を伸ばしたことから、本日夕刻の急落後もユーロ買い地合いに変化はありません。世界的には南米、北米を中心とした感染拡大が続く中、比較的ウイルス封じ込めに成功していると見られていた日独両国での感染再拡大は第二波のリスクを顕現するものとして警戒されます。経済再開が始まっている現在、これを巻き戻す必要に迫られることとなるのか、両国の対応方針含め十分注視する必要がありそうです。
序盤の欧州株価指数先物はほぼ全面安。本日この後は22:00に米4月住宅価格指数、23:30には週間原油在庫統計の発表があります。

ユーロドル東京時間に底堅く推移するも日独感染拡大で夕刻1.13割れ

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