N$シカゴポジション(2020年6月16日現在)

NZドルポジションは豪ドル以上にスクエアに近くなりました。ネットショートは僅か1,900枚になりました。

N$シカゴポジション(2020年6月16日現在)

シカゴポジション(CME)235

シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。

シカゴポジション(CME)235

主要通貨ポジション(単位:枚)(2020年6月16日現在の数値)

ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル


先週のシカゴポジションは上記4通貨では全てドル売りとなり、ドルショート拡大となっています。オセアニア通貨がドル全面安の流れを作るのか今後数ヶ月がポイントになりそうです。

NZドルポジションは豪ドル以上にスクエアに近くなりました。ネットショートは僅か1,900枚になりました。内訳はロング700枚減、ショート10,000枚減で、差し引き9,300枚のショート減になりました。総枚数も大きく減らしたことで、どちらの方向にも行き易い非常に軽いポジションとなっています。チャートを見ると、赤いNZドル安トレンドライン0.6060〜0.6620米ドル内で推移しており、豪ドルよりはNZドルの戻り売りを示唆しているチャートになっています。従いまして、シカゴがポジションをロングに切り替えるのは0.6630米ドル越えになってからと思われます。下値目途は黒の横サポート0.6250米ドルを割ってから再度ショート積み上げになりそうです。暫くの終値ベースは0.6250〜0.6620米ドルレンジで上下すると思います。

実際の相場は0.5990〜0.6850米ドルのNZドル安トレンドライン内で推移しています。このトレンドライン内の0.6625米ドル(シカゴ終値ベースの0.6620米ドルに相当)に抵抗線があり、ここを越えないと、一段の上値トライに繋げることはできません。この0.6625米ドルの手前には0.6450〜60、0.6500〜10、0.6560米ドルの順に抵抗線が控えています。一方下値は0.6380、0.6300〜10、0.6230、0.6130〜40の順にサポートがあり、ここ2週間はNZドルが切り下がっており、目先はまだ底値模索の流れにいます。特に最後の0.6130米ドルの下抜けは新たなNZドル安開始になりそうな重要サポートとなっています。

シカゴポジション(CME)235 2枚目の画像

(1NZドル=0.6420米ドル、6月15日13:35)

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