N$シカゴポジション(2020年6月9日現在)

NZドルポジションは3週連続でネットショートを縮小しました。

N$シカゴポジション(2020年6月9日現在)

シカゴポジション(CME)234

シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。

シカゴポジション(CME)234

主要通貨ポジション(単位:枚)(2020年6月9日現在の数値)

ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル

NZドルポジションは3週連続でネットショートを縮小しました。ネットショートは1,700枚減で、内訳はロングを900枚増、ショート800枚減となっています。それでもまだNZドルにしては比較的多い11,200枚のショートキープです。チャート(2)を見ると、赤のNZドル安トレンドラインの上限である0.6600〜10米ドル手前まで上げています。豪ドルとは違い、まだNZドル安トレンドライン内で推移しているので、ここを越えて終わらない限りは新たな短期のNZドル高には入れません。今現在のスポットは0.64台前半ですので、先週と比較すると、明日の締日までにこの上限越えはかなり厳しいと思われます。

実際の相場は、10日に高値は0.6585米ドルまでで、結局0.66台乗せに失敗して調整しています。0.6000〜0.6860米ドルの大きなNZドル安トレンドライン内で戻り高を試していましたが、先週このレンジ内にある0.6630米ドル抵抗線の手前で止められており、現在はこれまでの短期NZドル買いの調整売りとなっています。0.6440〜50米ドルにあった強いサポートも切れかけているので、もし0.64割れで終わると、0.6350、0.6320、0.6240〜50、0.6200米ドルの順にある各サポートを試す流れになります。
今週も豪ドルの0.6770米ドルサポートとNZドルの0.6400米ドルサポートの2つを見て、どちらかの1方が下抜けたら、他方が追随する可能性が高くなっています。

シカゴポジション(CME)234 2枚目の画像

1NZドル=0.6420米ドル、6月15日13:35)

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