ユーロドル FOMC後高値更新するも方向感定まらず 株価動向注視(6/11夕)

11日の東京市場でユーロドルは未明のFOMC結果公表後の高値1.1423から反落。

ユーロドル FOMC後高値更新するも方向感定まらず 株価動向注視(6/11夕)

ユーロドル FOMC後高値更新するも方向感定まらず 株価動向注視

〇ユーロドルはFOMC後1.1423まで直近高値を更新後、方向感失う
〇FOMCを受けての米長期金利の低下と株価調整継続によるリスク回避のドル買いの綱引き
〇テクニカルにはユーロドルはユーロ買い再開、1.1495を目指す動きか
〇今晩FOMC後の株式市場が持ちこたえられるか注目

11日の東京市場でユーロドルは未明のFOMC結果公表後の高値1.1423から反落。午前中は1.13台後半で取引され1.1395の高値をつけましたが、1.14乗せに失敗すると午後は反落。午後には1.1325まで下落したのち、夕刻欧州勢参入後に1.1401まで急伸する荒い値動きとなっています。

FOMCとその後のパウエル議長会見ではゼロ金利政策と緩和的政策の長期間の維持、長期金利操作の検討継続等が主要なポイントとなりましたが、これを受けて米長期金利の低下が進行しています。一方FOMC前から下落に転じていた各国の株価指数は、FOMC後も下げ止まらず、欧州時間に入っても米株先物、主要欧州株価指数は全面安の様相です。

ユーロドルは米長期金利低下のドル売りと、リスク回避のドル買いの狭間で方向感の定まらない、ボラティリティの高い状況が継続しています。
テクニカルにはユーロドルは未明の高値更新でユーロ上昇トレンドを再開、3/9高値1.1495を目指す動きとなっています。

本日この後は21:30に米5月PPIの発表があります。今晩は欧米市場で株価が更なる調整のスパイラルに入るか、あるいは踏みとどまって再度上昇に転じることができるのか注目されます。

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