ユーロドル 下落後に反転
〇ユーロドルは昨晩の米株暴落を受けリスク回避のドル買いから1.12台に急落
〇しかしその後東京時間の米株先物反発でリスク回避姿勢が弱まり1.13台を回復、方向感失う
〇テクニカルにはユーロの上昇トレンドに一服感
〇今晩も為替は株式市場次第、米株がどの水準で越週するか注視
12日の東京市場でユーロドルは下落後に反発。昨晩のNY市場での米株の暴落にリスク回避のドル買いが進行、ユーロドルは1.13割れの水準でアジア時間を迎え、朝方はそのまま1.1277までじり安推移しました。
しかし、その後東京時間に米株先物がじり高に転じリスク回避の動きが弱まったことから、ドルに売り戻しが入り、ユーロは日中値を戻す展開となりました。夕刻欧州勢参入後は1.13台も回復、一時1.1340まで上げたのち、東京時間19:00現在は1.1322レベルの取引です。
昨晩のFOMC明けNYダウ1,861ドル下落の衝撃を、本日のアジア市場はうまく吸収した形となりました。朝方600円以上下げた日経平均は下げ幅を縮小し167円安で終了、香港ハンセン指数の下落も1%以下にとどまった他、中国の上海株価指数は前日比プラスで終了するなど、米国ほどアジアで二次感染の広がりがみられていないためか、米株先物が下げ止まったとはいえ、驚くほどの影響の少なさでした。
テクニカルにはユーロドルは昨日の下落で上昇トレンドラインのサポートを切り、方向感を無くしつつあります。この間に上昇してきた転換線が、1.1269まで上昇してきてユーロを軽くサポート。
いずれにせよ、為替は今晩の株価次第、序盤の欧州主要株価指数はほぼ全面高。
本日この後は21:30に米5月輸入物価指数、23:00には6月ミシガン大消費者信頼感指数の発表があります。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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