ニュージーランドドル週報(2020年5月第1週)

NZ/円、上値余地を探る動きが継続中。強い上値抵抗にも注意。

ニュージーランドドル週報(2020年5月第1週)

NZ/円、上値余地を探る動きが継続中。強い上値抵抗にも注意。

新型肺炎ウィルスの感染拡大による世界経済の停止状態が続く一方で、中国の経済再開への動きや、各国の経済対策への期待、治療薬開発への期待など、ウィルス感染の封じ込めと経済再開への糸口を探る動きが強まっています。為替市場は各国の金融、経済政策への期待感が先行しており、今後も続くと見られる経済指標の悪さには反応が鈍く、NZドルは対米ドル、対円で底堅く推移しています。

チャートを見ると、日足は3/19に付けた59.51で一旦底打ち、反転の流れに入りましたが、66.00超えにある強い上値抵抗を抜けきれずに推移しています。日足は下値を切り上げる流れを維持しており、66〜67円ゾーンにある強い抵抗をトライする流れにありますが、中期トレンドが弱い状態に変わりないことや、強い上値抵抗ポイントに到達しており、反落の可能性にも警戒が必要です。短期トレンドは“NZやや強気”の流れを維持していますが、64円台割り込んで終えた場合はトレンドが変化して一段の下落に繋がり易くなります。日足の上値抵抗は66.20-30、66.60-70、67.00-10に、下値抵抗は64.90-00、64.50-60、64.00-10にあります。21日移動平均線は64.89にあり、短期トレンドをサポート中ですが、120日、200日線は68.95と68.85に位置しており、中期トレンドは弱い状態にあります。

一方直近の週足は実体が小さく下ヒゲのやや長い陰線引けとなり、下値トライに失敗した形となりました。64.00-10の週足の下値抵抗も守っており、今週は上値トライの動きが強まっていますが、昨年12月に付けた73.53を基点として上値を切り下げる流れには変化が認められず、この週足の上値抵抗が66.60-70に控えており、これをしっかり上抜けて越週するまでは下値リスクがより高い状態です。また、64.00割れで越週した場合は“NZ弱気”の流れに戻して、下落余地が一段と拡がり易くなります。週足の上値抵抗は66.60-70、66.90-00、に、下値抵抗は64.60-70、64.00-10にあります。31週、62週移動平均線は68.91と70.39に位置しており、中期トレンドは“NZ弱気”の流れに変わりありません。

NZ/円、上値余地を探る動きが継続中。強い上値抵抗にも注意。

NZドル/円【週足】:(4/30現在31週、62週移動平均線は68.91と70.39にあり、中期トレンドは“NZ弱気の流れ”にある。)

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る