N$シカゴポジション(2020年4月21日現在)

まだNZドル先安の相場観を維持しています。

N$シカゴポジション(2020年4月21日現在)

シカゴポジション(CME)227

シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。

シカゴポジション(CME)227

主要通貨ポジション(単位:枚)(2020年4月21日現在の数値)
ロング/ショートは左側通貨から見たもの。
ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル

NZドルポジションはネットショートが300枚減となり、先週分を加えても計400枚減ですので、ネットショートのポジションはこの2週間でほとんど変わっていません。まだNZドル先安の相場観を維持しています。内訳はロング700枚減、ショート1,00枚減で、小幅ポジション調整の域内です。
チャートを見ると、シカゴ終値ベースでは綺麗にNZドル安トレンドライン下限に当たって跳ね返されています。上抜けかけていた黒の抵抗線にも抑え込まれておりNZドルは弱い形です。但し、現在のNZドルスポットはこの黒の抵抗線0.5980〜90米ドルよりも越えています。

実際の相場は、前週同様に0.6050〜0.6915米ドルのNZドル安トレンドラインに回帰できるか否かの状態にあり、先週1週間はほぼ毎日この抵抗線(0.6050米ドル)で止められています。今週もこの抵抗線を越えて終わることができるかを確認します。もし0.6080米ドルを越えて終わることになれば、NZドル安下で更に一段の戻り高トライに入れます。この場合には0.6120〜30、0.6180、0.6210米ドルに抵抗線があり、最後を越えてくれればNZドルは更に一段高の戻りが期待できそうです。一方、下値のサポートは0.5930米ドルにあるので、もしここを切れてしまうと上値トライは一度終了して底値模索になります。この場合には0.5880、0.5850、0.5790米ドルの順にサポートが控えています。
(1NZドル=0.6044米ドル、4月27日13:15)

シカゴポジション(CME)227 2枚目の画像

シカゴNZドルポジションと締日終値のチャート

(ご参考)直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)になっています。

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