オーストラリア 3月失業率結果発表(4月16日発表)

3月の豪州就業者数及び失業率はエコノミスト予想を大きく上回りましたが、発表後は瞬間豪ドル買いとなったものの、弱含み推移となっています。

オーストラリア 3月失業率結果発表(4月16日発表)

オーストラリア 3月失業率結果

3月の豪州就業者数及び失業率はエコノミスト予想を大きく上回りましたが、発表後は瞬間豪ドル買いとなったものの、弱含み推移となっています。

オーストラリア 3月失業率結果

各項目を見ると、上の表のようになります。

オーストラリア 3月失業率結果 2枚目の画像

就業者数からみていくと、3月の就業者数は前月より5,900人増で、予想(▼3.0万人減)を大きく上回りました。レンジも含めて全てマイナス予想でしたが、結果は増加となり、コロナウィルスの影響はあまり出ていないようです。但し、フルタイムが僅かながらも減少ですので内容的にはあまり良くないですが、他の先進国と比較した場合には健闘しています。

オーストラリア 3月失業率結果 3枚目の画像

また失業者の分析をすると、3月の失業者は20,200人増加しました。内訳はフルタイム希望が31,400人増で、パートタイムは11,200人減少しました。3月も就業者数が拡大している中での失業者増ですので、労働市場は拡大していることになります。


また、失業率は3月5.2%となり、前月比0.1%悪化しました。労働参加率は前月と変わらず66.0%でした。
月間全労働時間は860万時間増加し、17億8490万時間となりました。個人消費にはプラス要因となります。

オーストラリア 3月失業率結果 4枚目の画像

失業率は上図となり、赤い線(中銀の失業率予想値5.25%)に絡んでいますので、3月までは中銀の許容範囲内の動きになっています。

豪ドル米ドル相場は、失業率発表前に0.6280〜83米ドルで付近で推移していましたが、予想を上回る雇用数値に0.6310まで買われましたが、直ぐに反落し13時過ぎには0.6264米ドルの底値を付けています。
統計局のチーフエコノミストであるブルース・ホックマン氏は今日の豪州労働データはコロナウィルスの初期インパクトが少し表れているが、コロナウィルスの主要なインパクトは4月データに表れるだろうとコメントしています。好数値は一時的なものとして受け止めている様です。
今朝の豪ドル相場見通し内でも書いた様に今週足の形があまり良くなく、上値が重い展開になっています。強いサポートの0.6210米ドルと週末終値で0.6330米ドルを越えるか否かをウォッチしたいと思います。
(1豪ドル=0.6288米ドル、2020年4月16日14時50分現在)

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