オーストラリア 2月小売売上高の予想
(4月2日11時00分現在)
明朝9時30分に豪州の2月小売売上高が発表されます。前回1月が予想を下回る▼0.3%、12月も▼0.7%でしたので、2月はその反動と思われます。予想は+0.4%、予想レンジ下限は▼0.2%まであるので、万が一マイナスになれば、中長期の豪ドル安トレンド下では売りが出易くなりそうです。特に短期は豪ドル高トレンドの下限サポート(添付チャートをご参照)近くにいるので、サポート切れの可能性もあります。
尚、3月以降はコロナウィルスの影響も出てきますので、その意味で2月がマイナスになると、第1四半期の豪州GDPはかなり悪い数値が予想されます。
小売売上高
(2020年1月迄、青:前月比伸び、オレンジ:6ヶ月移動平均、赤:ゼロ、黒い線より右は2020年2月予想値を加味)青の○印は各年2月の数値です。
チャートを見ると、季節要因では例年2月(〇印)は上下に振れた結果がでています。従いまして、季節要因ではレンジの上下限が出てもおかしくありません。
下図は豪ドル米ドルの日足です。昨日の住宅建設許可件数でコメントした時点から1日分が加わっています。昨日時点で「ラインBまでの下押しが入ってもおかしくない」としましたが、昨日は丁度そのラインでサポートされ、現在まで維持されています。この短期の豪ドル高トレンドのAは0.6340、Bは0.6040にあります。
もし、明日の小売売上高でラインBを下回ると、0.6000〜10、0.5970〜80、0.5930米ドルと順にあるサポートをトライすることになります。
上値はラインCにある0.6200〜10の抵抗線を越えて終わらないとトレンドライン上限まで行くエネルギーがでてきません。
尚、移動平均線の38日線(赤)は0.6381、62日線(青)は0.6548にあります。
(2020年4月2日14:40、1豪ドル=0.6085米ドル)
豪ドル米ドル日足
オーダー/ポジション状況
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