3. A$シカゴポジション(2020年3月24日現在の数値)

A$シカゴポジション(2020年3月24日現在の数値)

シカゴは円とユーロが新たなトレンドの転換との見方になりそうです。

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A$シカゴポジション(2020年3月24日現在の数値)

シカゴポジション（CME）223

シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。

シカゴポジション（CME）223

主要通貨ポジション（単位：枚）(2020年3月24日現在の数値)
ロング/ショートは左側通貨から見たもの。
ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、＋数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位（１枚当たり）：豪ドル/米ドル＝100,000豪ドル、NZドル/米ドル＝100,000NZドル

ユーロ/ドルが2018年8月第1週以来、2週連続のユーロロングポジションに切り替えてきました。1年8ヶ月ぶりのユーロロング・ドルショートです。あと1〜2週間をみて同じ傾向なら、シカゴは円とユーロが新たなトレンドの転換との見方になりそうです。その場合はその他の通貨も順次、米ドルショートに切り替わる可能性ありますので、豪ドル、NZドルのショートも減ってくると思われます。

シカゴの豪ドルポジションは前週に続きネット3,500枚のショートを減らしました。内訳はロングが8,200枚減、ショートは11,700枚減で、総枚数は19,900枚も減らし、2週間で66,200枚減のポジション調整をしました。3週前の18万枚から一気に8万7000枚になっています。中身はロングの損切と利益確定の動きですので、チャートを見るとシカゴ締日ベースでは続落になっています。しかしながら、締日翌日の25日以降は300ピップスの豪ドル高になっているので、シカゴポジションも一段とショートが減っていると思われます。当面は黒の抵抗線と赤の豪ドル安トレンドラインが0.64付近ですので、この抵抗線まで戻れるのかとなります。少なくとも明日の締日までにそこまでの豪ドル高は厳しいと思われます。

実際の相場は先週の週足が先々週の大きな陰線を包む陽線となり、終値は0.6160米ドル付近となりました。先週コメントした0.58米ドルを大きく越えて終わっていますので、短期は豪ドルが中立に変わっています。目先は0.6180米ドルにある窓空きを実態線で埋められれば、最大で昨年12月末高値からの抵抗線である0.6580〜90米ドルまでの戻りが期待できる相場になります。現在のスポットからはまだ400ピップス以上の上値がありますので、豪ドルになっても紆余曲折を繰り返しながらになりそうです。この間の強い抵抗線は0.6300、0.6430、0.6470、0.6520米ドルの順にあります。下値は0.6060、0.5970〜80、0.5910米ドルの順にサポートがあり、最後を維持しないと戻り高トライは終わってしまいます。
（1豪ドル＝0.6151ドル、3月30日14:00）

シカゴポジション（CME）223 2枚目の画像

シカゴ豪ドルポジションと締日終値のチャート

（ご参考）直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ（青）はネットポジション（左目盛）、折れ線（オレンジ）は締日のNY終値（右目盛）になっています。

オーダー/ポジション状況

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