オーストラリアの2月住宅建設許可件数予想
(今回発表予想)3月31日15時00分現在
2020年1月現在までの推移と3ヶ月移動平均、及び2020年2月予想値を加味
(前月比ベース:緑はゼロ、黒い線より右側は2月予想、○印は各年2月)
豪州の1月住宅建設許可件数は予想(+1.0%)を大きく下回る▼15.3%でした。移動平均線も一気に水面下になっています。豪州中銀の住宅関連予想では昨年末から回復基調としていましたが、コロナウィルス前の数値でも大きくダウンしており、今回の2月以降からも徐々にその影響が出てくると思われますので、GDPのプラス要因が減りそうです。
2月は+3.0%の予想ですが、レンジ下限は▼13.2%まであるので、豪ドル回復基調に水を差すかもしれません。
但し、季節要因として例年2月(〇印)は意外と上振れの数値もありましたので、プラスレンジを越える場合も想定しておいた方が良さそうです。
下図は前年比ベースとなっています。2019年10月の▼22.9%からは大きく改善していましたが、1月は大きく下がっています。今回前年比の予想がありませんでしたが、予想平均値の+3.0%を使うと、前年比では▼19.7%になってしまいます。これは上図の2019年2月が+13.7%でしたので、これがベースになったためです。
(下図は2020年1月迄)
下図は週足の豪ドル対米ドルチャートです。3月16日の週に、ラインA(=0.6890)とB(=0.6100)の豪ドル安トレンドラインを大きく下抜け、豪ドルが急落しました。しかしながら僅か1週間で全戻しし、現在はラインBを越えています。今週金曜日に0.6100米ドルが維持できるか正念場になっています。また4手前の急落時に0.6200米ドルに窓を空けていますので、豪ドルの底打ちには少なくとも今週末に0.6200米ドル以上で終わりたいところです。
逆にもし0.6100米ドル未満の終値の場合は、再度底値方向をなぞる形になりますが、1月10日の高値0.7030米ドルからは値幅1500ピップスの下落ですので、仮に再度底値確認の動きとなっても滞空時間は短いと思われます。
尚、抵抗線とサポートに関してはシカゴポジション223をご参照願います。
(3月31日15:45、1豪ドル=0.6182米ドル)
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
南アフリカランド(ZAR)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.11.23
南アランド円週報:『約1カ月ぶり安値を更新するなど上値の重い展開が継続中』(11/23朝)
南アランドの対円相場は、11/7に記録した約4ヵ月ぶり高値8.86円をトップに反落に転じると、今週前半にかけて、一時8.44円まで下落しました。
-
トルコリラ(TRY)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.11.23
トルコリラ円週報:『トルコ中銀は政策金利の据え置きを決定。一巡後の反発に期待』(11/23朝)
トルコリラの対円相場は、9/16に記録した史上最安値4.10円をボトムに切り返すと、11/15にかけて、約3カ月半ぶり高値4.56円(8/1以来の高値圏)まで上昇しました。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.11.23
来週の為替相場見通し『トランプトレードと円キャリーの組み合わせがドル円を下支え』(11/23朝)
ドル円は、今週前半にかけて、一時153.28まで急落する場面が見られましたが、週末にかけては一転154円台後半へと持ち直す動きとなりました。
-
オーストラリアドル(AUD)の記事
Edited by:橋本 光正
2020.04.01
オーストラリアの2月住宅建設許可件数結果(日本時間2020年4月1日公表分)
住宅建設許可件数は前月比予想を大幅に上回る数値となりました。
-
オーストラリアドル(AUD)の記事
Edited by:橋本 光正
2020.03.30
A$シカゴポジション(2020年3月24日現在の数値)
シカゴは円とユーロが新たなトレンドの転換との見方になりそうです。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。