3. ユーロドル乱高下　21日線付近で下げ止まり(3/16夕)

ユーロドル乱高下　21日線付近で下げ止まり(3/16夕)

16日の東京市場でユーロドルは1.11台中心に方向感のない動き。

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ユーロドル乱高下　21日線付近で下げ止まり(3/16夕)

ユーロドル乱高下　21日線付近で下げ止まり

16日の東京市場でユーロドルは1.11台中心に方向感のない動き。
早朝にFRBが1%の緊急利下げを実施、ユーロドルは1.1069レベルから1.1199まで急上昇しましたが、その後は緩み日中は一時再び1.11を割り込む場面もありました。
しかし、その後はじり高推移し、夕刻欧州勢参入後に1.1237の高値をつけ東京時間19:00現在は1.1190-95レベルで取引されています。

早朝の米利下げが再度材料視されて米欧金利差の縮小からのユーロ買いが入っている模様ですが、米長期金利は夕刻むしろ上昇傾向で必ずしも為替の動きとは一致していません。
週明けにFRB、日銀と続いた異例の緩和措置の割には、株式市場の反応は冷淡で日経平均は429円安で終了、序盤の欧州主要株価指数も軒並み7-9%の下げで始まっています。
市場がこの異例の緊急緩和措置を消化するにはある程度の時間が必要とは思われますが、株式市場に関しては、すでに主要国での金融政策がカードを切りつくしつつあることを見越しての財政出動催促相場とみることもできそうです。

テクニカルにはユーロドルは21日移動平均線90日線あたりを足掛かりに反発、200日線を超えて上昇する荒い値動きとなっています。転換線の1.1272が軽いレジスタンスとなってはいるものの、市場のボラティリティが大きすぎてあまりテクニカルポイントに意味は感じられません。今晩の株式を中心とする金融市場の反応次第でどちらにでも動きそうです。

本日この後は21:30にニューヨーク連銀製造業指数の発表があります。また、今晩23:00よりG7首脳によるコロナウイルス対策テレビ電話会議が開催される予定です。

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