N$シカゴポジション(2020年3月3日現在)

今日の底値トライが騙しなのか新たなNZドル安開始なのか、とりあえず今日の終値(0.6200)と明日のシカゴ締日の終値0.6240米ドルで確認します。

N$シカゴポジション(2020年3月3日現在)

シカゴポジション(CME)220

シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。

シカゴポジション(CME)220

主要通貨ポジション(単位:枚)(2020年3月3日現在の数値)
ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル

NZドルポジションも前週に続きショートを積み上げてきました。ネットショートを1,700枚増やし、残高17,000枚弱となっています。NZドルの場合は最初のネット残高1万〜1万3000枚の目安ですが、これを越えたことで、次は2万枚前後になります。まだNZドルの売り増しは可能です。内訳はロング1,500枚増、ショート3,200枚増で、総枚数でも4,700枚増、先週分を合わせて2週間で10,800枚増の58,000枚になっています。過去の総枚数では56,000枚〜60,000枚、越えると65,000枚前後が目安ですので、最初のゾーンに入ってきました。チャートを見ると、昨年10月初を底値にした逆ヘッド&ショルダーのヘッドの部分(ザラ場0.6200、引け0.6240米ドル)でダブルボトムにならずに今日のザラ場で下抜き、0.6015米ドルまで突っ込んだ後、反発しています。今日の底値トライが騙しなのか新たなNZドル安開始なのか、とりあえず今日の終値(0.6200)と明日のシカゴ締日の終値0.6240米ドルで確認します。豪ドル同様にトレンドとしてはNZドル安です。

実際の相場はNZドル安トレンドラインが今週は0.6110〜0.6350米ドルにあり、ザラ場で下限を下抜き、現在はかなり値を戻し、0.6260〜65米ドル付近で推移しています。豪ドル同様にロングを損切りさせてから、ショートカバーしたかと思います。もし、今日・明日(シカゴ締日)の終値が0.62米ドルをサポートされると、今週はここが目先の底になり、0.62〜0.6350米ドルレンジ内で次の1手になりそうです。
もし下抜ければ、再度0.6110と0.6015米ドルのサポート狙いになります。逆に現在のNZドル安トレンドを解消するには最低で0.6360米ドル以上で終わり、出来れば0.64米ドル台を回復すれば下値リスクがかなり減じます。(1NZドル=0.6265米ドル、3月9日15:00)

シカゴポジション(CME)220 2枚目の画像

シカゴNZドルポジションと締日終値のチャート

(ご参考)直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)になっています

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