ユーロドル続伸 米長期金利の低下継続で(2/28夕)

28日の東京市場でユーロドルは1.10挟みで方向感なく推移。

ユーロドル続伸 米長期金利の低下継続で(2/28夕)

ユーロドル続伸 米長期金利の低下継続で

28日の東京市場でユーロドルは1.10挟みで方向感なく推移。しかし夕刻欧州勢参入後米長期金利が一段と低下、それに歩調を合わせたドル売りに、ユーロドルも一時1.1053の高値に上昇。米10年物国債利回りは18時過ぎに一時1.15%台の史上最低値をつけています。

新型コロナウイルスの感染が米国内でも広がる兆候が見られる中、米国の景況感の急速な悪化と株価の大幅下落に対応し、FRBが年内複数回の利下げを実施するとの思惑が市場で急速に高まっています。その金利先安観に加え、安全資産としての米国債にリアルの資金が流入していることで米長期金利は低下を続けています。さらに本日の山中さんの記事「米長期金利史上最低利回り」では、10年物国債利回りはテクニカルに見ても一段の低下を示唆している状況とのことであり、今のところ長期金利低下には歯止めがかからない状況です。

テクニカルにはユーロドルは昨日21日線を上抜けた後、直近高値1.1096(2/3)からの下落の半値戻し(1.0937)、61.8%戻し(1.0975)、76.4%戻し(1.1021)まで一気に突き抜けて本日1.1051レベルの90日移動平均線に到達しています。当面のターゲットは200日移動平均の1.1099、この水準は直近高値1.1096とも近く、一旦はドル売りも緩むものと思われますが、あくまで米株式、長期金利の動向次第の現況ではレジスタンスとしてしっかり機能するかやや心許ない部分もあります。

週末の欧州主要株価指数は本日も大幅安、NYダウ先物も下げ止まっていません。
本日この後は22:00に独2月CPI速報値、22:30 米1月個人所得・消費支出、23:45 米2月シカゴ購買部協会景気指数、24:00 米ミシガン大消費者信頼感指数の発表があります。

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ユーロドル日足

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