ユーロドル:6月3日のファンダメンタル分析
ユーロドルは、ドル安の動きから欧州市場で1.1220レベルの高値を付けていましたが、ECB理事会後のドラギ総裁会見で、為替の水準も重要と述べたことをきっかけに反落、1.11台半ばへと押して引けました。ユーロ円もドル円、ユーロドルともに水準を下げたことから一時121.06レベルと3年ぶりの安値をつけ、やや戻してのクローズとなりました。
ユーロドルは、5月1か月かけて下げた動きに対する調整が入っていましたが、欧州市場序盤の1.12台前半でいったん目先の高値を付けた感があります。ユーロポンドの動きはあるものの、ポンドが下げる動き自体はユーロにも上値を抑える圧力として効いていますし、2013年4月以来の安値をつけているユーロ円の動きもまたユーロドルの売りにつながりやすいと言えます。本日(同)は、1.1175レベルをレジスタンスに、1.1120レベルをサポートとする流れでしょう。
ユーロドル:6月3日のテクニカル分析
ユーロ円は、3月以降何度も試してきた121円台後半から122円台前半のサポートを下抜け、長期的なユーロ安トレンドの動きへと戻ってきました。週足を見るとわかりますが、ここ1年の間、ユーロ円は着実に高値を切り下げる動きが継続していて、そしてここ数か月の安値トライを再び開始したというのがテクニカルな観点となります。本日(同)も基本的に戻り売り、121.70レベルをレジスタンスに、121.00レベルをサポートとします。
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