ユーロ圏第4四半期GDP速報値の予想(20/1/31)

日本時間2020年1月31日19時に発表を予定しています。

ユーロ圏第4四半期GDP速報値の予想(20/1/31)

ユーロ圏第4四半期GDP速報値の予想

ユーロ圏第4四半期GDP速報値の予想

(今回発表予想)1月31日10時現在

本日、ユーロ圏の4Q・GDPが発表されます。エコノミスト予想では、前期比で同じ伸び率、前年比が若干低下予想になっています。既にECB見通しでも3Qから製造業の不振で減速傾向を強めていると予想していましたが、前年比ベース(下図(2))ではほぼ横這いを継続しています。

ユーロ圏第4四半期GDP速報値の予想 2枚目の画像

1月に入ってからは、ユーロ圏ZEW景況感指数の大幅改善(21日発表で12月11.2⇒1月25.6)や1月のPMI指数の改善を見ると、エコノミストは2020年は明るいところから始まったと指摘しています。但し、新型コロナウィルスの影響はまだ不透明ですので、この辺りが判断ポイントになります。もし今回予想を下回る数値になれば、目先のユーロが弱い状況では、売りが先行しそうです。


ご参考までに1月23日付けラガルド総裁記者会見の一部は下記になります。

ユーロ圏第4四半期GDP速報値の予想 3枚目の画像

(引用終了)
また、本日ユーロ圏の1月消費者物価(HICP)も同時刻に発表(予想は下記)されます。
この指数に関しラガルド総裁の記者会見内容ではDとEに相当します。

ユーロ圏第4四半期GDP速報値の予想 4枚目の画像

ユーロ圏消費者物価指数(前年同月比)

インフレは第3四半期よりは上昇しているものの、ECB目標比2%にはまだ遠い状況です。

ユーロ圏第4四半期GDP速報値の予想 5枚目の画像

ユーロドル日足

ユーロドルの相場は、ユーロ安トレンドラインのBとA(1.0750〜1.1290)で推移しています。これはBのサポートをベースにしてAまで平行に上げたものです。まだ暫くはこのトレンドライン内での推移になりそうです。

もう少し直近を見ますと下のチャートになります。
ラインCのサポートを下抜けた相場はラインD(=1.0990)で止められています。もし今回ここで止まればほぼ5回目になります。上値はラインF(=1.1120)に抵抗線が控えており、現在はトライアングルを形成しています。もしこのトライアングルのラインDを割ればEのダブルボトム方向になります。今日はBrexit、上記のGDPとHICPなどユーロに関する材料がありますので、FとDのレンジ抜けの可能性もあると思います。

ユーロ圏第4四半期GDP速報値の予想 6枚目の画像

ユーロドル日足

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