ドル円109円台に反発 リスク回避の動き弱まり、米長期金利が上昇(1/31午前)

31日の東京市場でドル円は堅調推移。

ドル円109円台に反発 リスク回避の動き弱まり、米長期金利が上昇(1/31午前)

ドル円109円台に反発 リスク回避の動き弱まり、米長期金利が上昇

31日の東京市場でドル円は堅調推移。早朝108.90レベルで取引が始まり、朝方は108.88の安値をつけていますが、10時の仲値決定にかけて月末の決済需要とみられるドル買いに109円台を回復。109.14をつけた後東京時間正午現在は109.06レベルで取引されています。

昨晩海外市場では、米国で人から人への感染が確認されるなど新型肺炎の感染拡大懸念が広がり、また、WHOが緊急会合を開いて非常事態宣言に該当するかを検討すると報道されていたことから、米国時間中盤にかけて米長期金利が一段と低下。米10年物国債利回りは一時1.53%に下げ、それにほぼ沿った形でドル円も下落し108.58の安値をつけました。

しかし、WHOは未明に記者会見で予想通り「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言したものの、貿易や人の移動の制限を行わなかったことが安心感を誘ったこともあり、各市場とも急速に巻き戻す動きとなりました。
結果として為替市場では(円の)バイ・オン・ルーモア、セル・オン・ファクト(噂で買って事実で売る)の形となりドル円は下げ分を解消。4時半のWHO会見以降10年もの利回りが1.59%まで急回復したのに伴いNY終盤に109円台を回復しています。中盤まで下げていたNYダウも結局124ドル上げて3日続伸です。

テクニカルにはドル円は昨晩前半の下げで一時90日線を下抜け、さらに雲の下限も突き破る形となりましたが、NY終盤までに下げ分をほぼ取り戻した形となり、結局昨日同様90日線の上、一目均衡表の「雲」の中。
「いってこい」で昨日の水準を取り戻しはしたものの、新型コロナウイルス関連では、まだまだ紆余曲折も予想されることから、ドル円の頭は重く、現状次の材料待ちとなっています。

ドル円109円台に反発 リスク回避の動き弱まり、米長期金利が上昇

ドル円日足

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