オーストラリア 12月失業率結果
12月の豪州失業率は、エコノミスト予想を上回る結果になりました。発表後は豪ドル買いとなっています。
12月の就業者数は前月より28,900人増で、予想(1.0万人増)及びレンジ上限も上回りました。11月は前回の+3.99万人⇒+3.85万人に若干下方修正されていますので、この分を加味しても今回は実質+2.79万人となり、やはり予想レンジの上限を越えています。但し、内容的には、フルタイムが僅かとはいえ▼300人減、パートタイムは+29,200人増ですのであまり良いとは言えない内容となっています。
12月の失業者は12,900人減少しました。11月は当初の失業者数16,800人減が17,100人減と小幅ながらも改善しています。内訳はフルタイム希望が6,300人減(11月は12,400人減)となり、パートタイムも6,600人減少しました。
また、失業率は12月5.1%となり、前月比0.1%改善しました。労働参加率は前月と変わらずの66.0%でした。失業率は中銀予想値である2020年央以降の5.0%に向かっているようです。
月間全労働時間は820万時間増加(11月は290万時間増加)し、17億9110万時間となりました。個人消費にはプラス要因となっています。
失業率は上図となり、赤い線(中銀の失業率予想値5.25%)を月次では下回り、移動平均線(5.2%)は絡む程度になっています。
豪ドル米ドル相場は、失業率発表前に0.6839〜40米ドルで推移していましたが、予想を上回る数値に0.6880米ドル手前まで約40ピップス豪ドルが買われました。現在も0.6868〜69米ドルで推移しています。
短期は豪ドル高トレンド0.6820〜0.7060米ドル内にいて、下限のサポートを守っています。このトレンド内の0.6890〜0.6900、0.6940米ドルに抵抗線がありますが、少なくとも前者の抵抗線を越えないとまだ目先は豪ドルが弱含み推移となっています。
下値は0.6820米ドルの他に0.6850にも軽いサポートが出来ています。
(1豪ドル=0.6868米ドル、2020年1月23日10時40分現在)
オーダー/ポジション状況
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