オーストラリア 12月失業率予想
(1月22日13時現在)
(1)就業者数
前回11月は予想を大きく上回る数値になりました。10月(▼1.90万人)の反動と思われます。移動平均線はここ数ヶ月間1.0万人付近を彷徨っており、2018年の平均よりは大きく下がっています。今回も予想数値絡みの結果となると、あまり雇用の強さを感じさせるものではないと思われます。
また過去4年間の12月(○印)数値は季節的には中間に位置した数値になっているので、予想レンジ内に収まりそうです。但し、マイナス数値は為替に影響がでそうです。
(赤い線はゼロ、○印は各年12月、黒い線より右側は今回予想値)
(2)失業率
11月の結果は5.2%で予想より改善しました。2019年4月以降は5.2〜5.3%で推移しており、横這いが9ヶ月続いています。元々、豪州中銀の予想でも2019年は5.25%、2020年央から5%方向との予想ですので、少なくとも予想レンジ内で推移すれば、市場は材料視しないと思います。
尚、下図で中央の黒い線は5.6%(急激に改善始めた地点)に引いています。赤い線より右側は今回予想値です。
豪ドルと米ドルの相場は、下図日足を見ると現在0.6820(B)〜0.7060(A)の短期豪ドル高トレンドを形成しています。現在のスポットは昨年12月末に高値0.7032の抵抗線に止められて、豪ドル高調整の域内にいます。Bが0.6820サポートなので、ここを切って終われば、短期豪ドル高は一度終わり、11月底値の0.6750、トレンドライン開始の10月0.6670付近までの下押しになります。一方でトレンドラインを維持できれば再度0.6900、CとDの0.6940方向の動きになります。
(1豪ドル=0.6839米ドル、1月22日15時45分現在)
オーダー/ポジション状況
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