3. ユーロドル　小動きの中下値を広げる（1/22夕）

ユーロドル　小動きの中下値を広げる（1/22夕）

22日の東京市場でユーロドルは小動きながらじりじりと下値を拡大する動きとなりました。

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ユーロドル　小動きの中下値を広げる（1/22夕）

ユーロドル　小動きの中下値を広げる

22日の東京市場でユーロドルは小動きながらじりじりと下値を拡大する動きとなりました。ユーロドルは一時1.1075の安値をつけ東京時間18:00現在は1.1081レベルで取引されています。

昨晩は独指標の改善等を材料に欧州序盤にはユーロ買いがやや強まりユーロドルは1.1118まで上昇する局面もありましたが、トランプ大統領がEUのフォンデアライエン委員長との会談を踏まえEUが貿易交渉に応じなければ欧州からの輸入車に高関税をかける可能性を示唆したことから終盤にかけてはユーロが値を崩す展開となりました。

中国に対しては関税引き上げを行うことにより貿易交渉に一定の成果を実現できたと強調するトランプ大統領が、次のターゲットとして対EUの貿易赤字の削減に意欲を示したことは、今年の欧州経済にとっては暗雲垂れ込めるユーロ安要因です。一方、為替レートがユーロ安に振れることは米国にとってはさらなる赤字拡大につながりかねず、トランプ大統領がこれを良しとするとは考えにくく、今後ユーロ高誘導発言等が出てくる可能性も低くはありません。そのため思わぬタイミングでのユーロの反発にも警戒が必要となりそうです。

テクニカルにはユーロドルは本日1.1074レベルにある90日移動平均線、および1.1070の一目均衡表の雲の下限が現状はサポートしている形ですが、ヘッドアンドショルダーのネックライン下抜けも徐々にクリアになりつつあることから引き続きユーロ安方向のリスクが高い形状となっています。

序盤の欧州株価指数先物はまちまち。今晩この後は23:00 に米 11月 住宅価格指数、24:00 には12月中古住宅販売件数の発表があります。

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