オーストラリア 11月小売売上高結果(20/1/10)

1月10日公表済です。

オーストラリア 11月小売売上高結果(20/1/10)

11月小売売上高実績  前月比+0.9%(予想+0.4%)

11月の小売売上高は予想を大きく上回る+0.9%で、10月は当初の+0.0%が+0.1%の上方修正となり、これを勘案すると+1.0%の大きな伸びになっています。ブラックフライデーの販売が例年以上に好調で、数値を引け上げたと統計局が分析しています。下図をみると、今回だけですが大きく上げていることが解ります。また黒のラインは0.3%に引いていますが、2019年では初めて移動平均線(オレンジ色)がそのラインを越えました。

11月小売売上高実績  前月比+0.9%(予想+0.4%)

主なセクター別内容は(前月比ベース)下記となります。6業種分類で5業種が前月比プラスとなりました。また10月も上方修正が目立ちます。

11月小売売上高実績  前月比+0.9%(予想+0.4%) 2枚目の画像

豪ドル対米ドル相場は小売売上高の発表前に0.6858〜60米ドルで推移していましたが、発表後は瞬間0.6872米ドル付近まで買われ、その後すぐに0.6855米ドル付近まで反落しました。しかしながら、米雇用統計前の持ち高調整の豪ドル買いに現在は0.6880米ドル付近まで上げています。結局昨日からは0.6850〜90のレンジ推移になっており、抵抗線・サポートの内側で推移しています。

週初のシカゴポジション211でも記載しましたが、短期の流れは0.6800〜0.7050米ドルの豪ドル高トレンド内にいて、下限のサポートは0.6850、0.6800米ドルであり、上値は0.6880〜90、0.6920、0.6950米ドルの抵抗線になっています。

今日の米雇用統計で上下のラインをどこまでトライできるかになります。ごく目先はまだ豪ドルが弱い状態ですが、下限が守られれば、豪ドルトレンドラインに沿った動きに入れます。

(2020年1月10日16:00、1豪ドル=0.6880米ドル)

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