ニュージーランドドル週報(2019年12月第3週)

NZ/円、短期は“NZ強気”。中期は“弱気”

ニュージーランドドル週報(2019年12月第3週)

NZ/円、短期は“NZ強気”。中期は“弱気”

19日に発表されたニュージーランドの7-9月期GDPは前期比+0.7%、前年同期比+2.3%と市場予想(+0.5%、2.3%)よりやや良かったことからNY市場終了間際に対円で72.46まで上昇しましたが、前期が下方修正されたことや、利食い売りに押されて72.00-10近辺まで押し戻されました。しかし、新規材料難の中でリスクオフの動きも後退しており、NZ円は72円を維持して小じっかりの推移となっています。

チャートを見ると、日足は10/2に付けた66.94を直近安値としてゆっくりと下値を切り上げる流れを維持しており、短期トレンドは“NZ強気”の流れを変えていません。一方で72円台後半から73円台前半に強い抵抗が控えていることや、中期トレンドが強いわけではないので、これらの抵抗を一気に上抜けるにも無理がありそうです。日足の上値抵抗は72.50-60、72.80-90、73.40-50に、下値抵抗は71.90-00、71.50-60にあります。71円割れで終えた場合は下値リスクがやや高くなります。21日、120日、200日移動平均線は71.05、69.57、71.04にあり、全てを上抜けた位置にあり、短期トレンドは“NZ強気”の流れにあります。

一方週足は3週連続陽線となり、直近の陽線が72円台にしっかりと乗せて一段の上昇の可能性が点灯しています。一方で62週線が72.55に位置しており、先週の上値トライでもこれにぶつかっていますが、しっかり上抜けて越週した場合は73円台半ばから74円台前半までの一段の上昇に繋がり易くなります。週足の上値抵抗は73.20-30、73.80-90に、下値抵抗は71.60-70にありますが、71円割れで越週した場合は下値リスクがやや高くなります。短期トレンドは70円割れで変化します。31週移動平均線は69.98にあり、これを上抜けており短期トレンドは強い状態にありますが、62週線は72.55位置しており上値抵抗として働く可能性を示しています。しかしこれを上抜けて越週した場合は74円方向への一段の上昇が期待出来ます。この場合でも2017年7月に付けた83.91を起点とするレジスタンスラインの上値抵抗が75.00-10にあるためこれを上抜けるには力不足と見ています。

NZ/円、短期は“NZ強気”。中期は“弱気”

NZドル/円【週足】:(12/19現在31週移動平均線は69.98にあり、短期トレンドをサポート中だが、62週線は72.55にあり、中期トレンドは“NZ弱気”の流れを変えていない)

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