オーストリアドル週報(2019年12月第3週)

豪ドル/円、短期トレンドは“豪ドル強気”を維持。中期は“弱気”の流れ。

オーストリアドル週報(2019年12月第3週)

豪ドル/円、短期トレンドは“豪ドル強気”を維持。中期は“弱気”の流れ。

19日に発表された豪11月の失業率は5.2%に改善、雇用者数も+39,900人と市場予想の5.3%、+1.5万人を大きく上回る改善を示しました。内容的にはフルタイム+4,200人に対して、パートタイムが+35,700人とパートタイマーの増加が主要因で一時的な増加に留まる可能性がありますが、為替市場は発表結果を受けて対米ドル、対円で上昇しています。米中貿易協議の前進や、英選挙での与党圧勝を受けて、Brexitの先行きに光明が見え始めたこともリスク回避的な動きを後退させており、円は全面安の展開となっています。

チャートを見ると、日足は12/13に付けた75.97を直近高値として若干上値を切り下げていますが、8/26に付けた69.97を起点として下値を切り上げる流れを維持しており、短期トレンドは“豪ドル強気”の流れに変化が認められません。一方で76円台に強い上値抵抗が控えていることや、豪ドル/円の一相場である5〜7円の達成圏内に入っていることから、76円超えの上値抵抗にぶつかる可能性にも警戒する必要があります。日足の上値抵抗は75.50-60、76.10-20、76.70-80に、下値抵抗は74.90-00、74.00-10にあります。74円割れで終えた場合は下値リスクがやや高くなります。21日、120日移動平均線は、74.46と73.76に位置しており、短期トレンドをサポートしています。また、200日線も75.12に位置しており、これがサポートとなる可能性が点灯中です。

一方直近の週足は、実体のしっかりとした陽線引けとなり、上値余地を探る動きに繋げていますが、上値を切り下げる流れからは上抜け切れずに終えています。この週足の上値抵抗は75.20-30にありますが、75.50超えで越週した場合は一段の上昇に綱がり易くなります。但しこの場合でも76.70-80に週足の上値抵抗があることや、78.00-10に長期的な上値抵抗が控えており、急伸にも繋がり難いでしょう。31週移動平均線は74.08にあり強い下値抵抗として働いていますが、62週線は76.70にあり中期トレンドは“豪ドル弱気”の流れに変化ありません。

豪ドル/円、短期トレンドは“豪ドル強気”を維持。中期は“弱気”の流れ。

豪ドル/円【週足】:12/19現在31週移動平均線は74.09にあり、短期サポートとして働いているが、62週線は76.70にあり、中期トレンドは“豪ドル弱気”の流れに変化ない)

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る