オーストラリア 11月失業率結果(19/12/19)

11月の豪州失業率は、エコノミスト予想を上回る結果になりました。

オーストラリア 11月失業率結果(19/12/19)

オーストラリア 11月失業率結果

11月の豪州失業率は、エコノミスト予想を上回る結果になりました。
発表後は豪ドル買いとなっています。
いつもの様に各項目を見ると、以下の結果となりました。

オーストラリア 11月失業率結果

さて就業者数からみていくと、

オーストラリア 11月失業率結果 2枚目の画像

11月の就業者数は前月より39,900人増で、予想(1.5万人増)を上回りました。しかしながら10月は前回▼1.90万人⇒▼2.48万人に下方修正されていますが、この分を加味しても今回は実質+3.41万人となり、予想レンジの上限に近い数値です。

内容的には、フルタイムが+4,200人増、パートタイムは+35,700人増ですので悪くはない数値です。

オーストラリア 11月失業率結果 3枚目の画像

11月の失業者は16,800人減少しました。10月は当初失業者数17,100人増は変わりませんでした。
内訳はフルタイム希望が5,500人減(10月は13,000人増)となり、パートタイムも11,300人増加しました。また、失業率は11月5.2%となり、前月比0.1%改善しました。労働参加率は前月と変わらずの66.0%でした。月間全労働時間は290万時間増加(10月は280万時間減少)し、17億8120万時間となりました。個人消費にはプラス要因となっています。

オーストラリア 11月失業率結果 4枚目の画像

失業率は赤い線(中銀の失業率予想値5.25%)をやや下回る程度で、依然として中銀予想範囲内といえます。

豪ドル米ドル相場は、失業率発表前に0.6855〜60米ドル付近で推移していましたが、
予想を上回る失業率の内容に瞬間0.6881米ドルまで買われ、その後も0.6870〜80米ドルで堅調に推移しています。
昨日の豪ドルはサポート0.6820〜30米ドルを守りきり、豪ドル一段高になれるか否かの抵抗線0.6890米ドルを目前にしています。先週は上ヒゲだけ抜いた形でしたが、週末に押し戻されており、明日のNY終値が注目されます。騙しも含めて0.69米ドル台での終値が欲しいところです。
(1豪ドル=0.6878米ドル、2019年12月19日14時30分現在)

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