ユーロドル 1.11台前半でじり高後、製造業PMIで反落(12/16夕)

16日の東京市場でユーロドルは1.11台前半での動き。

ユーロドル 1.11台前半でじり高後、製造業PMIで反落(12/16夕)

ユーロドル 1.11台前半でじり高後、製造業PMIで反落(12/16夕)

16日の東京市場でユーロドルは1.11台前半での動き。日中は午前の1.1123を安値に午後にかけてじり高に推移し、一時1.1151と1.11台後半を回復しかけましたが、夕刻発表された仏、独、ユーロ圏の製造業PMIがいずれも前回、事前予想を下回ったことで反落、東京時間18:30現在は1.1130近辺で取引されています。

ユーロドルは結局、金曜東京早朝の英国選挙投票締め切り時点の出口調査時につけた1.1199を高値として、金曜海外時間も続落。利食いのユーロ売りが幅広く出回ったことや、当初見込まれたよりも小さめの対中関税緩和への失望感からのユーロ円の下落に圧され、早朝の上昇分を当日中にほぼすべて吐き出した形となりました。明けて本日東京時間の戻りも鈍く、1.1199からの下落の半値を回復できないまま、再び反落に転じています。

テクニカルにはユーロドルは金曜東京時間の上昇で、10月以降形成されたダブルボトムのターゲットに略到達。9月以降の高値も更新したことで一応の達成感が感じられます。その後の反落で本日は200日移動平均線(1.1153)以下の水準に後退。英国選挙、米中一時合意の2大イベントを通過し、時期的にもクリスマス休暇シーズンを迎えつつあることから、年内ここからのアグレッシブなユーロ買いの動きは予想しにくい状況です。

年明けになればいよいよ英国のEU離脱がスケジュールに落とし込まれていくことになり、その過程で後々の英国や欧州圏への負の影響や、思ったほどマイナスではない点などが次第に明らかになっていくものと思われます。
ただ、米国、中国に比肩し得る存在としてのEUの勢力が、英国の離脱により大きく削がれることだけは疑いようもなく、米、中、欧州圏の政治的、経済的パワーの均衡の喪失は、英国やポンドはともかく、欧州圏やユーロにはプラスとはならないと考えるのが自然でしょう。

序盤の欧州株価指数先物は、金曜下落の反動でほぼ全面高。特に英国株の上昇が目立ちます。本日この後は22:30にNY連銀製造業景況指数。23:45に米製造業PMIが公表される予定です。

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