ユーロドル1.10台後半 夕刻「米中合意間近」の報で再度下落(12/4夕)

4日の東京市場でユーロドルは1.10台後半での動き。

ユーロドル1.10台後半 夕刻「米中合意間近」の報で再度下落(12/4夕)

ユーロドル1.10台後半 夕刻「米中合意間近」の報で再度下落

4日の東京市場でユーロドルは1.10台後半での動き。日中は1.1073-84のレンジでじり安推移しましたが、夕刻発表された独、ユーロ圏のPMI確報が速報時より改善したことを受けて、一旦は1.1088まで上値を伸ばしました。
しかし、18:00過ぎにブルームバーグが関係者の話として「政治的な対立と無関係に米中の第一段階の貿易協定は合意に近づいている」と報じると主要通貨に対してドルが全面高となり、ユーロドルも18:30現在1.1065-70レベルの本日安値圏で取引されています。

テクニカルにはユーロドルは昨日ダブルボトムのネックラインとなる1.1097に到達できずに反落していますが、3営業日連続で高値(昨晩は1.1094)を伸ばしており、微妙な立ち位置が継続しています。今晩この後の流れの中で1.1100にしっかり乗せてくるようであればテクニカルには買いサインとなりますが、1.1100は11月初旬に割りこんでから、何度もトライしながらも回復できていない強い抵抗線となりつつあり、今晩このまま上値が伸びなければ膠着相場入りの可能性が濃くなってきます。

米中貿易交渉に関しては飽きもせずにいつまで同じネタで市場は上下を繰り返すのかといった感じですが、上記報道で2営業日続いたリスクオフの流れが今晩断ち切られるのかには注目せざるを得ません。
序盤の欧州株価指数先物は報道を受けほぼ全面高。今晩この後は22:15に米11月ADP全国雇用統計、23:45 米11月サービス業PMI改定値、24:00 米11月ISM非製造業指数、カナダ中銀政策金利発表、24:30米週間原油在庫統計とイベントも少なくはなくやや波乱含みです。

ユーロドル1.10台後半 夕刻「米中合意間近」の報で再度下落

ユーロドル日足

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