ユーロドル 新規材料難で小動き終始(12/5夕)

5日の東京市場でユーロドルは1.10台後半での小動きに終始。

ユーロドル 新規材料難で小動き終始(12/5夕)

ユーロドル 新規材料難で小動き終始

5日の東京市場でユーロドルは1.10台後半での小動きに終始。取引レンジは1.1075-87の12pipsにとどまり方向性はうかがえませんでした。東京時間18:00現在は1.1085-90レベルで取引されています。

昨晩海外市場では米中貿易交渉の進展期待から序盤にドル買いが強まりました。しかし、対ユーロでは夜半にかけてADP雇用統計やISM非製造業指数等の米指標悪化によりドルが急落、ユーロドルは当面の節目と目されていた1.1100を突破して高値1.1116をつけました。その後は米長期金利の上昇に伴いドルに買戻しが入り、結局1.10台後半に押し戻されてアジア時間を迎えています。

テクニカルにはユーロドルは結果的には陰線を残す形にはなったものの、昨晩の上昇でダブルボトムのトリガー1.1097をヒット。約一か月ぶりに1.1100を突破して安値高値ともに切り上げています。本日もここまでの安値は1.1078と昨晩安値1.1067を上回っており、またその水準は一目均衡表の基準線、「雲」の上限と完全に一致しています。そのため夜間の動きの中ではユーロドルが1.11台をしっかりと回復し、昨晩高値1.1116を超える動きとなるかに注目です。

上値目途としては200日移動平均線の1.1159、ダブルボトムのターゲット1.1212等があげられます。一方下方向は上記一目均衡表の「雲」の上限(1.1067)と下限(1.1029)までの間に90日線(1.1060)、転換線(1.1049)、21日移動平均線(現状では1.1042レベル)とサポートが点在しています。

序盤の欧州株価指数先物は昨晩の米株価指数の四日ぶりの反発、アジア株の堅調を受けて概ね上昇して始まっています。今晩この後は22:30に米貿易収支と新規失業保険申請件数、24:00に製造業受注の発表があります。

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