トルコリラ円ショートコメント(2019年11月25日)

先週金曜高値で一瞬ですが、上ヒゲで上抜ける動きを見せ、いまも依然としてレジスタンスラインに至近距離です。

トルコリラ円ショートコメント(2019年11月25日)

トルコリラ円ショートコメント

まず、先週の振り返りですが、もみあいを考えつつもレンジを拡大させ「18.75レベルをサポートに、19.10レベルをレジスタンス」を見ていました。実際のレンジは、安値が18.85レベル、高値が19.09レベルと想定レンジ内でやや底堅い動きとなりました。

先週は最近のトルコの内外の情勢が小康状態を保っていることもあって、目立った材料はなかったのですが、それでも国防相が米国からF35戦闘機が購入できない場合は他の道を探ると述べたり、シリア内のテロ組織による攻撃に対して報復を行ったりと、どちらかと言えば引き続き軍事面で悪材料とされやすいニュースはあります。どちらも現状では大きなニュースではないという見方でよいのですが、燻っている感じはします。

今週はトルコの経済指標は貿易収支程度ですが、新興国通貨にとってはリスクオフ材料は売りにつながりやすいため、米中間の動向がどうなるかのほうが、他の市場同様に重要です。何も無ければもみあい継続でしょうが、通商協議に影響が出てくるような流れになると、トルコリラ円でも売りが入りやすいと言えます。

テクニカルにはどうか、4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)をご覧ください。

トルコリラ円ショートコメント

過去1か月どう見ても18.80レベルに下がると買いが出て、19.05レベルに上がると売りが出てくるレンジ相場です。現状は上限に近い水準にありますが、懸念材料があるという点では今回も売りが出てくる可能性をみていたほうが良いように思えます。テクニカルに強い理由とは言えないものの、過去の取引水準から考えつつも位置的に上だけややずらし、18.80レベルをサポートに、19.10レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る